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日経平均大幅続落で2万円割れ!まだ下がる?それとも今が逆張り(日本株買い)の最大のチャンス?
日経平均が続落して大暴落…ついに2万円割れ…!!
3連休後に待っていたクリスマスプレゼントにしては投資家にとって最悪のものとなってしまいました。
はたして、この最悪の地合いの中、投資家にとってピンチはチャンスになるのでしょうか?
この3連休の間にアメリカの国防長官辞任報道や政府関連施設の一時閉鎖など…
さまざまなマイナス材料が続出し、世界に最も影響を与えるダウ平均は1000ドル以上大幅続落していました。
米中貿易摩擦や米国金利上昇、クリスマス休暇など…
さまざまな要素が重なり上昇の兆しが見えないダウ平均。
その流れを受け、日経平均先物はすでに大幅安になっていました。
そんな最悪の地合いで始まった12/25クリスマスの東京証券取引所(東証)の取引。
日経平均は前日終値20,166円に対して380円安大幅続落の19,785円の値を付けて始まりました。
日経平均はその後、さらに続落を続け、暴落といっても過言ではないほどの下落。
前場終了時点で1018円安の19,147円まで株価を下げています…!
こんなに暴落が続くと、投資家心理は冷え込んでしまいます。
テキストリーム(textream)の日経平均スレッドには、投資家たちの阿鼻叫喚があふれて炎上状態になっています…
一部をご紹介。
(参照元:はコチラ⇒テキストリーム)
しかし、歴史的に見るとリーマン・ショックの時もそうでしたが、こういう暴落相場に買い出動できた投資家がその後に大きな資産を築いてもいます。
今が逆張り投資のチャンスである可能性もあるのです。
はたして、株式投資家は今何をすべきなのか?
今が最大の投資チャンスなのか?
日経平均の今後を占いながら、日本株投資へのタイミングについて探っていきます!
日経平均続落は米中貿易摩擦が原因だけじゃない!!これを知らないとキケン!
実は…日経平均が大幅続落しているのはアメリカや中国、英国だけのせいではないというのが私の見解です。
日中関係、日韓関係、日露関係などの外交問題。
こうした不安要素があるなか、さらに日経平均続落に追い打ちをかけたと思われるニュースがあります。
それは「東証再編」に関するニュースです。
(※ヤフーニュース記事はコチラ)
現在東証は1部・2部・ジャスダック・マザーズの4つの区分(厳密にはジャスダックはさらにグロースとスタンダードに分かれる)となっており、投資家にとって区別がつきにくい状態が続いています。
東証全体の上場企業数は約3,600。
そのうち東証1部には現在2,100社ほどあり、トヨタのように時価総額20兆円もある巨大企業から時価総額数十億円程度の企業までが同じ土俵に乗っている状態。
これを是正しようというのです。
では、なぜ東証が再編されると株価が下がるのか?
まだ確定しているわけではありませんが、東証再編の草案では東証1部上場企業数を現在の約2,100社から1,000社程度まで絞り込むそうです。
これは1部上場の基準を厳しくすることで実施する模様。
基本的に一番日本市場で資金を持っている投資家は外国の機関投資家です。
そして彼らは東証1部の銘柄に投資します。
中小型株は流動性が乏しかったり、ボラティリティが大きかったりとの理由で社内規則で新興市場銘柄には投資できないヘッジファンドなどが多いそうです。
と、いうことは、現在東証1部に上場しているから機関投資家からの投資資金の恩恵を受けている企業でも、1部から除外されればその投資資金が回ってこなくなる。
そうなると株価が大幅に下落していく可能性がある…というカラクリです。
逆に、東証1部に残る企業(銘柄)には、機関投資家からの多くの投資資金が集まって株価が上昇していく可能性があります。
ですので、東証上場企業への投資を考えた時は、1部に残留できる銘柄なのかどうかということにも注意を払う必要が出てくると個人的には思っています。
日経平均続落は今後も続く可能性大か?日経平均18,000円も現実味。今は現金を集めるべし!
日経平均続落は今後も続くのでしょうか…。
少し日経平均チャートを分析してみましょう。
日経平均株価の直近3か月の流れをおさらいします。
日経平均は10月に大幅下落し、11月にやや株価が回復し、12月になって10月以上の大幅下落となっているのがチャートからもわかります。
チャートの上段はローソク足とボリンジャーバンド。
下段にはMACDを表示させていいます。
一番右端の現在の状況を分析すると、ボリンジャーバンドは-2シグマにタッチしてはいるものの、それを無視して大きく下げています。
さらに、ボリンジャーバンドのミドルライン(真ん中の茶色い線)の傾きも下向きになってしまいました。
これは株価がさらに大きく下落していく可能性があることのサインと読み取れます。
さらに、下段のMACDを分析すると、右端の方でデッドクロスの後一度はゴールデンクロスになるのかなと思いきや、さらに大きくブルーのラインが下落しています。
これは完全に大きな下落トレンドになることのサインだと読み取れます。
以上のことから、日経平均株価はテクニカル分析的には完全な下落トレンドに入っており、今後も下げていく可能性が高いものと思われます。
すでに日経平均は12/25前場の段階で19,000円目前まで迫っており、19,000円割れは時間の問題。
次の心理的節目である18,000円も完全に射程圏内に捉えているのでは…というのが私の見解です。
こうなると、今すぐに株を買ってもまだ下がっていく可能性の方が高いかな…と思うわけであります。
ということは、さらに下がった時(株価が底を打つタイミング)近辺で買い出動できるように、今は現金を多く持っていた方が良いのかなと考えています。
本来、今日(12/25)は12月の権利最終日で優待や配当狙いの人によって株価は上がりやすい日でした。
それにもかかわらず、この暴落。
権利落ち日の明日(12/26)は、さらに日経平均株価は下がるのではなかろうか…というのが私の予想です。
為替の方も急な円高が進んでいます。
つい先日まで1ドル113円くらいだったのが、現在もう少しで109円台に到達しようかという水準です。
株価だけでなく、為替の動き、さらには原油価格の動きにも注意を払った方が良いでしょう。
この調子でいくと、来年前半までは株価は下落トレンドが続く可能性が高いのかなと思ってしまいます。
「果報は寝て待て」の格言通り、今は買い時を寝て待つのが良いのかもしれません。
もちろん、個別株の中には買い材料が出て上がる銘柄もあることでしょう。
その可能性がありそうな銘柄については「おとなの株ラウンジ」でも紹介していきたいと思います。
ウォーレン・バフェットのような大投資家はこのような株価が暴落した時に株を買い進め、巨額の資産を構築しています。
5年10年の長期スパンで見れば、トヨタやホンダ、資生堂など、普段は株価が高くて買えない銘柄を買ってもよいでしょう。
現にこれらの銘柄の株価は下がっています。
しかし、今すぐに結果がほしい(儲けたい)という人は、買いのタイミングを見極めることが大切になります。
2019年、大きな利益を上げられるようしっかりと準備をしておくこと。
それがまさに今なのだと思います!