マネックス、コインチェック登録業者認定で株価上昇後、下落…なぜ?

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    マネックスグループ、コインチェック登録業者認定報道も株価上がらず、なぜ?

    仮想通貨NEM(ネム)の不正流出事件後、マネックスグループの傘下に入ったコインチェック

    12/19金融庁から登録業者認定を受ける方針が固まったと日経新聞電子版が報じました。
    (⇒元記事はコチラ※日経新聞電子版)

    今年1月に発生した不正流出事件では580億円分もの仮想通貨を流出させたコインチェック
    その後、マネックスの力を借りながら顧客資産の安全性が向上したとの判断が下っての今回の金融庁の決断。

    コインチェックの「登録業者」認定は、金融庁の“お墨付き”をもらったようなもの。
    本来なら親会社である「マネックスグループ」の株価もこの買い材料に上昇するはず…!

    ところが、マネックスの株価は上値が重い。
    マネックス株価は取引開始直後こそ上昇したものの、その後は下落しマイナス転換に。

    マネックス株価

    ※引用:ヤフーファイナンス

    これはなぜなのでしょうか?

    その意味と今後のマネックスの株価の展望を独自の見解で予想していきます!

    マネックス、コインチェック登録業者認定は「材料出尽くし」で株価に影響なし?

    金融庁がコインチェックを登録業者認定するとの報道。
    ニュースが流れた直後こそマネックスの株価は上がったものの、すぐに下落しました。

    前夜のダウ平均が351ドルも大幅下落し、日経平均も270円下げる状況のため、相場の市況が悪かった側面もあります。

    しかし、それだけでしょうか?

    私はそうは思いません。

    マネックスの株価が普通なら“買い材料”となるコインチェックの登録業者認定報道に上昇していかなかったのは、

    「材料出尽くし」

    によるものだと思われます。

    これまでコインチェックは「みなし業者」とされていましたが、「登録業者」認定を受けるための動きは続けてきました。

    そして、金融庁の登録を待つことなく、仮想通貨購入などの一部の営業を秋から再開させていました。

    情報収集に余念のない投資家ならば、そのことは既知の事実だったでしょうし、今回の金融庁によるコインチェック登録業者認定報道はサプライズとまではいかなったようです。

    加えて、当のマネックス自身が自社HP上で、日経新聞電子版が報じた当日のうちに、「審査中ではあるがコインチェック登録業者の事実はない」と発表しています。

    マネックス発表資料

    ※マネックス発表資料一部抜粋

    (※元記事はコチラ
    はっきりと確定した情報ではなかったことも、株価の上昇への勢いを付けることができなかった要因かなと感じます。

    マネックスにとってはコインチェック買収でかなりの負担を強いられている状況があります。

    2018年3月期営業利益は93億円ありましたが、仮想通貨交換事業が上期に赤字を計上。
    2019年3月期営業利益40億円の見込みとなっており、本業での利益が半減しています。

    このこともマネックスの株価上昇の重石となっているようです。

    コインチェックとマネックス株価に2019年追い風は吹くか?

    はたしてコインチェック、さらにはマネックスの株価に追い風は吹くのでしょうか?

    コインチェックに関しては、もし金融庁から正式に登録業者認定を受ければ、顧客からの信頼アップにつながり追い風となることでしょう。

    ただし、仮想通貨の現状は2017年12月にバブルがはじけて以降、代表格であるビットコインを含めて市況はかなり厳しいものとなっています。

    ビットコインだと昨年12月のピーク時よりも80%以上も価格が下落しています。
    ビットコインチャート
    仮想通貨取引所の安全性が向上し、仮想通貨全体の相場が好転して安定していけば取引数量も増えていくことでしょう。

    それがコインチェックの業績アップにつながっていくことになりますので、相場の安定というのもひとつのカギとなりそうです。

    また、親会社マネックスの方は、証券会社であるマネックス証券が中核となっています。
    ですので、下落相場となっている現在の株式市場が安定していくことが業績改善へとつながっていくことになりそうです。

    マネックスグループは証券や仮想通貨などを扱う企業なので、どうしても相場が冷え込んでしまうと業績にもマイナス効果が出てしまいます。

    逆をいえば、相場が活況になってくると業績も好調になる傾向があります

    相場が不安定だと投資家が逃げ出してしまうので、2019年以降の相場の安定を望んでいることでしょう。

    米中貿易戦争や英国EU離脱問題、イタリア財政問題などなど…

    不安要素はたくさんありますが、年が切り替わることで投資家の心理が変わる可能性もあります。

    コインチェックにとっても、親会社マネックスにとっても市場の安定が待たれるところです。

    それが実現すればマネックスグループにとっては追い風となり、株価にも追い風が吹いていくことでしょう。

    私も投資をしている者の1人として、荒れ相場が終わり市況に安定が戻ってほしいと願っています。

    コインチェックとマネックスに関して、今後も動向をフォローしていきます。
    何か大きな動きがありましたらお伝えしていきます!