「見せ玉」で資格停止をくらったシティ証券。相場操縦の恐さとは?

見せ玉(見せ板)

シティ証券が「見せ玉」(見せ板)で資格一時停止処分…見せ玉による相場操縦の怖さとは

米シティグループの日本子会社「シティ証券」が、財務省から一時資格停止処分を受けました!

いったいシティ証券は何をやらかしたのか?

答えは「見せ玉(ぎょく)」です!(「見せ板」ともいう)

「見せ玉」は相場操縦の不正取引の一種であり、トレーダーや投資家は機関投資家であれ、個人投資家であれ、絶対にこれをやってはいけません。

今回、シティグループに所属するデリバティブ(金融派生商品)のトレーダーが「見せ玉」をやらかし、それを見逃したという咎でシティ証券は処分を受けたようです!
⇒参照記事「シティ証券の資格一時停止 財務省、売買管理不備で」

不正取引を行ったトレーダーはデリバティブトレーダーだったようですが、見せ玉(見せ板)を行うトレーダーは現物株の世界にもいるので注意が必要です。

何も知らずに巻き込まれると、損を出すことにもなりかねません!

そこで、

今回は「見せ玉」についてお伝えしていきます!

なぜ「見せ玉」(見せ板)はいけないの?その怖さを解説!

そもそも「見せ玉」ってなに?

という方もいるかもしれませんので、かんたんに解説していきます!

言葉で定義すると、「見せ玉」とは以下のように説明できます。

見せ玉とは、自分の注文を有利に約定させるため、約定意思のない意図的な大量発注を行い、他の投資家に相場の状況を誤解させる行為。

言葉だけだとわかりにくいので、図説していきましょう。

【見せ玉の例】
投資タロウが、ABC自動車の株式を91円~95円で合計30,000株買った後、約定意思のない大量の買い注文を複数回に分けて発注。

さらに、30,000株の保有しているABC自動車株を売り抜けた後、発注していた買い注文をすべて取り消した。
見せ玉例
見せ玉例2
投資タロウが行った大量の買い注文は、他の投資家に「ABC自動車株は大量の買い注文があるので、株価が下がりにくい状態だ」との誤解を誘発させ、株価下落を防ぎながら、自己株式を高く売り抜けることを目的に行われた、「見せ玉」と捉えることができます。

で、「見せ玉」の何がいけないのかといえば、本来買い注文があまり入らない不人気株でも、人気があるように装うことができ、一般の投資家が不人気株を掴まされ、その後株価が下落し、大損したりすることがあるためです。(あくまで一例です。)

経験を積んだ投資家なら、買い板を見れば「あ、これは「見せ玉(見せ板)」だなとわかるようになりますが、経験の浅い人はわからない場合が多いと思います。

この不正取引の手法が「見せ板」や「見せ玉」と呼ばれるのは、わざと釣り上げた玉(注文)、買い板を見せるところから名付けられました。

投資を行う際には、注意が必要です。

シティ証券がやったような「見せ玉」(見せ板)の被害に遭わない方法とは

「見せ玉」が怖いのはお分かり頂けたかと思います。

でも、自分には見抜けないという不安がある方もいるかもしれません。

見せ玉の特徴と見るべき点をチェックしておけば、ある程度は被害を回避できますので、お伝えします。

<見るべき点>
・見せ玉の特徴としては「大量の注文」というキーワードがありますので、異常な数量の注文が出ていたら軽く疑ってみる。
・普段、出来高の少ない銘柄の注文数が一気に増えた時は要注意!
・少しでも気になるようなら、ヤフーファイナンスの掲示板などをチェック。ほかの投資家が見せ板についてコメントしていることが多いので、見せ玉とわかる場合が多い。

上記3つを行っておけば、見せ玉の大部分は回避できることでしょう。

それでもどうしても「見せ玉」や「相場操縦」などの不正取引への不安が消えない場合は、プロの力を借りるというのも一つの手です。

ここでいうプロとはプロの投資顧問のことです。

その中でも、個別銘柄や市場分析に定評のある高見代表が率いる「投資顧問ベストプランナー」の助言は有意義なものとなることでしょう。

大切な資産をなくしたくないのは誰もが願うところ…

きっと力になってくれることでしょう。
ご興味があれば利用者の声を聞いてみるといいかもしれません。

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