メルカリ株価は今後上昇するか?株主を怒らせた赤字拡大はどうなる?

メルカリ

メルカリ、赤字拡大でも攻勢継続で株価は今後上昇していく?

(追記:2019/8/9)

「メルカリ」(4385)が8月8日、2019年6月期決算を発表したので追記していきます!

昨年の新規上場後、上場初日に付けた株価6000円の壁を一度も超えられていないメルカリ。

それどころか、先行投資が拡大し、赤字幅が膨らむばかりの状況に投資家からは期待よりも苛立ちの方が大きくなっていました。

そんな状況で迎えた決算。
同社にとっては、上場後の初めての通期決算になります。

今後、メルカリの株価が上がっていく要素があるのかに注目して見てみました!

今回発表された決算内容をかいつまんで読むと以下のとおり。

【売上高】516.83億円(前年比44.5%増)
【営業利益】121.49億円の赤字(前年44.22億円の赤字)
【経常利益】121.71億円の赤字(前年47.41億円の赤字)
【当期純利益】137.64億円の赤字(前年70.41億円の赤字)
※参照「メルカリ2019年6月期決算短信」

結果は増収減益。

国内のフリマアプリ「メルカリ」事業は好調で売り上げも伸びて黒字でした。

しかし、米国事業での先行投資、英国事業からの撤退、キャッシュレスサービス「メルペイ」のキャンペーン費用、積極的な人材採用などのコストがかさみました。
本業のもうけを表す営業利益では約3倍、当期純利益では2倍近く赤字幅が拡大してしまいました。

決算発表では、これからの1年を勝負の年と位置付け、さらに積極的な投資をしていく姿勢も見せました。

しかし、長期投資家ならともかく、デイトレーダーのような短期投資家にとっては、赤字幅拡大を容認するような発言は株価を下げる原因。
本日のメルカリ株は売り込まれています。

メルカリ株価0809

※出典:ヤフーファイナンス


株価を見る限り、上場来高値6000円の半分にも満たない状況です。

米国での業績アップとpaypayなどの競合過多なキャッシュレスサービス。
この二つの課題を早期に解決しないかぎり株価の大幅な上昇は難しいように思います。

不安要素もあります。
これまでは国内事業で稼いだお金を先行投資に回す…というサイクルで成長してきましたが、国内事業の成長にも陰りが見えてきているからです。
※参照記事「メルカリの「成長シナリオ」に黄信号、頼みの国内流通総額が初の減少」

もしこの成長サイクルが崩れてしまうと、メルカリにとっては成長戦略の変更を余儀なくされる可能性も出てくるかもしれません。

メルカリ自体は大分世の中に浸透してきているので、個人的には頑張ってほしいところです。

しかし、株価の方はきちんとした成長軌道に乗せていかないと、なかなか長期での強い上昇を望むのは難しいかなと感じてしまう決算内容でした。

(追記:了)
(元記事:2019/1/17)

2018年6月、多くの投資家の期待を胸に満を持して上場したIPO株「メルカリ」。
しかし、上場初日に付けた6000円という最高値から、株価は下落を続け1/3まで下がってしまいました。

米国事業の赤字拡大が大きく、メルカリ株価の下落が止まらない状況に投資家の怒りは爆発。「上場ゴール」などと揶揄される事態に発展しました。

そんなメルカリですが、この攻めの姿勢を貫き、株価上昇へとつなげられるのでしょうか?株主の信頼を取り戻せるのでしょうか?
2019年メルカリの株価が今後上昇していく可能性があるのかどうか。

株投資歴十数年の私が独自予想をしていきたいと思います!

※なお、メルカリ上場時の当ブログ特集記事はコチラから読めます。

メルカリ株価下落の最大要因、米国事業の今後の可能性

上場後初の決算でメルカリ2018年6月期の業績は70億円の赤字となりました。
前年同期の42億円の赤字から実に28億円も赤字幅が拡大したことになります。

これが投資家の失望と不安、怒りを誘い、株価は強烈な下落トレンドを形成していきました。

そんなメルカリですが、実は本業のフリマアプリ「メルカリ」事業は好調をキープしているのです。
純損益こそ赤字が拡大しましたが、売上高は357億円(前年同期比62%増)という成長を見せているのです。

この本業で稼いだ利益を食いつぶすことになったのが、海外事業です。

英国、米国での事業がうまくいかず、英国事業からは昨年末ついに撤退を発表しました。

しかしながら、米国事業に至ってはまだ撤退しておらず、米国市場での認知度とシェアを広げるために大幅な先行投資を続けています。

これが吉と出るのか凶と出るのか…

この結果によってメルカリの今後の株価上昇の可能性は左右されるのは間違いなさそうですね。

その米国事業の今後の可能性ですが、私はかなり厳しいのではないかと思っています。

米国にはすでに超巨大企業となっているイーベイなどが存在していますし、日本では圧倒的な知名度シェアを誇るメルカリもその他大勢に過ぎません。

こんな記事を見つけましたのでシェアします。
メルカリ調査
リンクは下記から↓↓↓
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_2602.php
日本人留学生が米国でのメルカリの認知度を調査したレポートです。
この結果がすべてとは言いませんが、これを見る限りなかなか現状は厳しそうなことが伝わってきます。

会社四季報からの引用によれば、メルカリは米国での知名度上昇のためにラジオCMや屋外看板に力を入れているとのこと。
会社四季報
ラジオや屋外看板が悪いとは言いませんが、ネットを使用したサービスなのでそちらの方に力を入れた方が良いのでは…と感じてしまいます。

よほど革新的・画期的なサービスを米国でスタートさせでもしない限り、現状では米国市場で大きな成果を上げるのは難しそうです。

また、メルカリは国内でもフリマアプリ以外に新規事業を立ち上げており、こちらも苦戦しているものが多いようですね。

「おとなの株ラウンジ」で度々取り上げてきたライザップグループと姿が重なって見えてしまうのは私だけでしょうか…。

ライザップも本業は好調だけれど、M&Aを繰り返して事業を広げうまくいっていない。
その結果、赤字に転落してしまいました。

どちらの企業にも共通しているのは拡大を急ぐ攻めの姿勢です。

本業で稼げているうちに他の収益柱も育てたい。
その気持ちはわかりますし、間違っていないと思います。

しかしながら、少し成長を急ぎ過ぎているようにも見えてしまいます。

メルカリが米国での認知度とシェアを拡大させるには、マス媒体もさることながら使ってもらいたいユーザーを絞り込んだマーケティングが必要になるものと思われます。

これが奏功すれば、今後の株価上昇への兆しが見え始めてくることでしょう。

メルカリの株価の今後の上昇可能性をさぐる

まずはメルカリの株価チャートをごらんください。
メルカリチャート
メルカリの株価は6月の上場初日に6000円を付け、年末には1704円まで下落しました。
現在は若干株価を戻し2000円を回復した水準となっております。

この株価がやや回復した背景には、2つの理由があると私は見ています。

理由1相場環境が改善された
理由2英国事業撤退が発表され、買い材料とみなされた

理由1の方はメルカリ単体でどうこうできることではありません。
しかしながら、理由2の方は戦略的撤退とみなされて、これ以上赤字幅を広げないプラス材料と投資家からみなされた可能性があります。

投資家としての立場からいうと、この英国事業撤退は私も評価しています。

米国事業については撤退するつもりは現在のところないようなので、一日も早く業績アップへの足掛かりを作ってほしいものですね。

あとは、スマホ決済「メルペイ」を成長させられるかどうかだと考えています。

グーグルペイ、楽天ペイ、ラインペイなど、似たようなサービスが群割拠の状態なので、その中で優位性を見出して利用者を増やせるかが成功のカギといえそうです。

・メルカリユーザーをどれだけメルペイユーザーにできるのか
・どれだけ新規ユーザーを増やせるのか

この上記2つを成功させられれば2019年のメルカリの今後の株価は上昇へと転換していく可能性があるように感じます。

後は、現在公表されていない、今期の業績予想の公表ですね。
公表されていないことで、投資家心理を悪化させてしまいましたから、これが明らかになるだけでも「情報がわからない不安心理」は大分低減されるかと思います。

私としてもメルカリの動向は気になるので、今後も同社の動きはフォローしていきたいと思います。

何か動きがありましたらお伝えしていきますね!