新元号「令和」、万葉集出版のカドカワ株価が上昇。改元特需は続く?

令和と万葉集

新元号「令和」が万葉集ブームを起こす?カドカワに関連書籍の注文相次ぐ

4月1日。
ついに新元号が発表されましたね。
賛否両論あるようですが、「令和」(れいわ)となったのはご存知かと思います。

この「令和」という新元号。
テレビや新聞、ネットなどで早速話題沸騰中ですが、株の世界でも話題となっています!

特に、「令和」という名前の由来になった万葉集はその最たるものでしょう。

元号に関する有識者懇談会出席した直木賞作家、林真理子さんも「万葉集ブームが起こるんじゃないか」と語っているほどです。
(※参照記事はコチラ:スポニチ)

となれば、万葉集を出版している会社に特需が発生するだろう…ということで、1日から「カドカワ」(9468)の株価が連続で上昇しています。

カドカワチャート

※引用:ヤフーファイナンス


カドカワの出版を担当する子会社「角川ソフィア文庫」は、はやくも万葉集関連の書籍の増刷を決定!

さらなる増刷も視野に入れているようです。

今はまだ初動の動きにすぎませんが、もし本当に「万葉集ブーム」が起これば、万葉集関連書籍やその他グッズの売れ行きがうなぎのぼりになることが予想されますね。

そうなれば、カドカワの株価もうなぎのぼりになる可能性がありそうです。

では、本当にそうなっていくのでしょうか?

可能性に迫っていきたいと思います!

カドカワをめぐる新元号「令和」、万葉集を巡る動き

上記したように、カドカワのグループ会社である角川ソフィア文庫は関連書籍の増刷を決定済みです!

「新版 万葉集」(一)
万葉集角川ソフィア
「万葉集ビギナーズ・クラシックス日本の古典」
万葉集ビギナーズ
この2冊を各8000部重版することを緊急決定
注文状況によっては、さらなる増刷も視野に入れている模様。

本が売れないと言われ、街の本屋さんが減っている中、出版業界にとっては嬉しい話題だと思います。

古典作品などなおさら普段はそれほど多くの数が売れるというものではないと思われます。

だからこそ、改元のような国単位のビッグイベントが持つ力の恩恵を受けたいところでしょう。

カドカワはグループ全体で様々なコンテンツ、ソフトパワーを持っていますので、うまくミックスさせれば、グループ全体で大きな収益を上げられるようになることでしょう。

歴史ものでいえば、かつて「陰陽師・安倍晴明ブーム」が起こったことがありましたが、映画「陰陽師」には角川映画も参画しています。

はたして「陰陽師・安倍晴明」の時のようなブームを、万葉集でも起こせるのでしょうか?

もし同じようなブームになれば、様々なメディアを持つ同社の力はいかんなく発揮されるだろうなと個人的に考えています。

近年はドワンゴと経営統合するなど、これまで弱かったネットコンテンツにも力を入れていますので、そちらの方でも力を発揮できれば、中長期にわたるカドカワの株価上昇も望めることでしょう。

「令和」の流れを受けて大化けできるか、カドカワ株価の可能性を考えてみる

さて、そんなカドカワの株価について…

大化けの期待はできるのでしょうか?

考えてみました。

たしかに今は改元の影響によって、ご祝儀相場ともいえるような上昇をしています。
ですが、それは長く続くものではありません。

中長期的に株価を上げていくためには、長期にわたっての成長戦略と実績、投資家を期待させる要素(買い材料)がなくてはなりません。

あくまで私見ですが、カドカワには「令和」への改元をきっかけに、万葉集ブームの恩恵を受けて業績を伸ばせる潜在性があるように思います。

しかしながら、3月に発売された会社四季報春号を読むと、経営統合したドワンゴが運営する「ニコニコ」の有料会員の減少やスマホゲームの不振などが響いていて、状況はあまり芳しくない様子。
ニコニコ
そういう事情もあり、ニコニコ事業の立て直しなくして、株価の大化けは現状難しいかなと思います。

もちろん、それを補うだけの万葉集ブームでのビジネスチャンスがあれば話は別です。

新元号となる「令和」には安倍首相の以下のような想いが込められているようです。

「令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」

カドカワは文化を発信する企業ですので、「令和」に込められた願いの通りになるよう、私も願っています。

新元号が発表されてから2日。
これからまだ「令和」にビジネスチャンスの恩恵を受ける企業が出てくることでしょう。

その中に面白そうな上場企業がありましたら、「おとなの株ラウンジ」で随時お伝えしていきます!