【検証】極東産機(初値2倍超)はIPOで今年1番になったのか?

極東産機IPO初値

IPO極東産機(初値2倍超)のその後の株価予想の的中したのかを検証する

(2018/11/28追記)

10/3に掲載した記事「極東産機が初値2倍超の株価に!今年1番のIPO株になる可能性も!」で取り上げたIPO銘柄「極東産機」

9/27に初値696円をつけ、10/3には1597円にまで上昇した同社の株価。

10/3の記事ではファンダメンタルズ分析を行い、今後の極東産機の株価が理論的に3332円まで上がる可能性について触れました。

記事を掲載してから2か月弱。
はたして極東産機の株価はどうなったのか?

その検証結果を追記としてお伝えしていきます。

【検証結果】

結論からいうと、10/3(記事掲載日)の株価1597円から極東産機の株価は下落しました。
この追記を書いている11/28日後場の段階で極東産機の株価は818円となっています。

文字だけだとわかりづらいので、チャートを掲載します。
極東産機の株価チャート
チャートを見てみると、10月の株価が完全に下落トレンドであったことがわかります。

ただ、これは極東産機の業績が悪かったとか、個別銘柄の事情によるものではありません。

今年の10月の株式市場は嵐の相場であり、世界情勢の不安や米中摩擦、英国EU離脱問題などで投資家の真理が冷え込み、NY市場や東京市場をはじめとした世界の株式市場が冷え込んでしまいました。

その影響はIPO市場にも表れ、業績にかかわらず株が売られてしまいやすい状況が続きました。

その結果として、極東産機の株価も下落したものと考えられます。

ただ、初値の696円のラインを割り込んでいないのは、相場全体の警戒ムードが解消されれば、再び株価が上昇していく可能性を秘めているのではないかと個人的には思います。

チャートを見ると最近は株価も横ばいが続いており、下落トレンドが一服した可能性もあります。

12月は年末商戦などで一般的に株価が上がりやすい時期でもありますので、その流れに乗ってトレンドが反転していく可能性も十分に考えられます。

まだ2018年が終わっていないので、今年一番のIPOになれる可能性はゼロではありませんが、株価の急落により、その可能性は厳しくなったといわざるを得ません。

過去のデータがない分、上場したてのIPO銘柄の株価予想が難しいことを改めて考えさせられる結果となりました。

ところが…

そんな極東産機を9/27の底値で提供し、高値を付けた10/3の前場に利確指示を出していた投資顧問がありました。

雅投資顧問です。

今回の件で、投資のプロである同投資顧問の分析力はやはりスゴイなと素直に感じました。

当サイトでも日々多くの口コミが寄せられ、話題となっています。
評判・評価が気になる方は「雅投資顧問の口コミ」をチェックしてみてください。

(追記:了)

IPO極東産機(6223)株価が初値2倍超&値上がり率№1達成!!いきおいは続くか?

(2018/10/3)

10/3、日経平均株価が150円下落する中、ダントツの株価上昇率をマークしているIPO株があります。

9/27に東証JASDAQ市場に新規上場した「極東産機(6223)」です。
極東産機の初値は696円(公募価格405円)だったのですが、10/3の前場で1597円まで株価は上昇しています!驚異的な値上がり率ですね。
10/3のヤフーファイナンスの株式ランキング・値上がり率部門でトップを独走しています。

極東産機の株価上昇率

※引用:ヤフーファイナンス

9/27記事「エクスモーション株価3000円上昇!今後も継続の可能性あり」でも紹介しましたが、通常IPOの株価は新規上場時に高値を付けて後は下落していくパターンが多いです。

言い換えれば、IPO株が新規上場後も株価を上げるならば、それだけ期待や業績への投資家の信頼が厚いことを意味していると思います。

そんな投資家の信頼と期待が大きい極東産機とはどんな企業なのでしょうか。
今後も株価は上昇を続けていくことができるのでしょうか。

私自身とても気になりますので、極東産機がどんな企業なのか…
業績や財務などのファンダメンタルズ分析、今後の株価予想をしてみたいと思います!

IPO銘柄、極東産機はどんな企業?

さっそく分析開始。

まず知りたいのは、そもそも「極東産機」ってどんな企業?というところです。
極東産機のHPを見てみました。

同社の事業内容は主に2つあるようですね。
以下がざっくりとした極東産機の事業紹介です。

・自動壁紙糊(のり)付機・コンピュータ式畳製造装置などの自動化・省力化機器、特殊機能畳などの開発・販売

・内装施工工具などのカタログ販売

なるほど…
昔は職人さんが手作業で行っていた壁紙への糊付けや畳をつくる装置などの開発・販売を行っているようですね。

もう1つは内装施工工具のカタログ販売ということで、
9/12記事で紹介した「MonotaRO(モノタロウ)」のサイトにも極東産機の商品がたくさんありました。

ちなみに極東産機の2018年9月期の業績予想は以下のとおりです。

売上高90億円
営業利益4.2億円
経常利益3.8億円
純利益2.43億円
1株あたり純利益57.35円
1株あたり配当金10円

これらの数値は前年度の数値とほぼ横ばい水準といえます。

極東産機IR資料

※極東産機発表資料より抜粋

前年度と比較すると、2018年9月期は増収減益予想といったところでしょうか。

しかしながら、極東産機の頃安社長は「5年後売上高150億円目指す」と発言しています。
同社が扱う特殊な畳などは、他の業界と比べるとそれほど競合他社がいる分野ではありません。

それが同社の競争力を維持させていることにもつながっているように感じます。

極東産機の今後の株価は?

もし頃安社長の発言どおり、5年後に150億円の売上高が達成されることが、現実として見据えられるIR資料などが発表されるようになれば、極東産機の株価はさらに上昇していくことも十分にあり得ると思います。

極東産機の場合、新規上場したばかりのIPO銘柄なので、過去のデータがなく株価のチャートを使ったテクニカル分析を行うことが現時点ではむずかしいです。

ですので、同社の今後の株価上昇を予想するための資料はファンダメンタルズ資料がメインになります。

上述した10/3前場の高値1597円を1株あたり純利益57.35円で割り、PER(株価収益率)を算出してみます。

ちなみにPERは投資額を何年で回収できるかを示す指標です。
1倍なら1年、10倍なら10年かかることを意味します。

さて、極東産機のPERですが…

1597円÷57.35円=27.84倍

PER27.34倍

めちゃくちゃ割安というわけではありませんが、成長力の高い企業というのは、株価が高くなりがちでPERも高くなりがちな傾向があります。

それを補ってあまりある成長を見せていくわけですね。

5年後に売上150億円を達成した場合、今期売上の1.66倍になります。
一株あたり純利益57.35円も単純に今期の1.66倍になると試算してみると95.2円になります。

と、いうことは

現在の株価1597円5年後の一株あたり純利益95.2円で割ってみると…

PER=16.77倍

という数値がはじき出されます。

PER16.77倍は成長株のPERとしてはかなり低い方です。

PERはだいたい25~35倍くらいが平均ではないかといわれています。

ですので、もし仮に5年後のPER35倍の水準まで株価が上がるとすると、極東産機の今後の株価は3332円まで上昇することになります。

上場したばかりのIPO企業をテクニカル分析なしで分析しただけですので、あくまでこういう可能性があるとしかいえませんが…

極東産機の株価は、初値から2倍上昇した現価格よりもさらに上昇していく可能性を秘めていると思います。

今後の同社の株価がさらに上昇していくのか、期待を持って見守っていきたいと思います!