元プロ棋士桐谷さんが株主優待投資だけで生活できるようになるまで

桐谷さん株主優待

桐谷さんの失敗、そして現在の株主優待生活は投資で成功するためのヒントの宝庫

株主優待だけで生活を送れてしまう…、そんなことが可能なのでしょうか?

返答はイエス。
なぜなら、100%株主優待生活を送っている投資家がいるからです!

「株主優待生活の桐谷さん」として有名な元プロ棋士、桐谷広人さんです。

桐谷さんは元プロ棋士という異色の経歴を持ちながら、現在では数多くの株主優待生活に関する著書を持ち、メディアにもたびたび登場している著名投資家です

そんな桐谷さんの株主優待生活の秘密に迫り、個人投資家が株式投資で生活を豊かにしていくためのヒントをご紹介していきます!

桐谷さん、リーマン・ショックで株主優待戦略を重視する

ここで少し桐谷さんについてご紹介。

プロ棋士だった桐谷さんと株式投資との出会いは、1984年。
当時、東京証券協和会の将棋部で師範を務めていたことがきっかけとなり、独学で株式投資を学び始めたのだそうです。

プロ棋士としての桐谷さんは、研究派として知られ「コンピューター桐谷」とまで言われたほど。

株式投資に対する研究も熱心でやがて「財テク棋士」として有名になっていきました。

そんな桐谷さんが株主優待戦略にシフトするようになったのは「リーマン・ショック」がきっかけだったとのこと。

なるほど…大きな痛みを負った時、人の価値観は変わることが多いですし、桐谷さんにとってもとても大きなショックだったようですね。

桐谷さんが1984年に初めて株を買ってからの大まかな投資経歴をまとめてみました。

<桐谷さんの投資略歴>
1984年 初めて株を購入
1989年 バブルの波に乗り、保有株式時価2億円を突破
2003年 バブル崩壊後、信用取引の失敗を繰り返し保有株式時価7000万円に減少
2005年 小泉郵政相場の波に乗り、保有株式時価3億円を突破
2009年 リーマン・ショックにより、保有株式時価5000万円に減少
⇒本格的な株主優待生活をスタート

バブル経済と小泉郵政相場で2回オイシイ思いをしていますが、その後に2回とも大ダメージを負っていますね。

桐谷さんは2回目の大損失を被ったリーマン・ショックの際、部屋の片づけすら手につかないほどの精神的ダメージを受けたと週刊誌のインタビューで語っています。

そして現在は、配当+株主優待の利回りが4%を超える銘柄を中心に投資をするように切り替えたのです。

桐谷さんの株主優待生活の現在

では、桐谷さんの株主優待生活とはどんなものなのでしょうか?
ご本人が明かしている範囲でご紹介していきます。

現在、桐谷さんは日常生活でほとんど現金を使わないそうです。

と、いいますのも桐谷さんは保有銘柄が700近くもあるらしく、毎日のように株主優待が家に送られてくる。
そして株主優待には期限が存在するものが多く、使いきれないとただの紙切れになってしまうものも…

ですので、何はともあれ優待を真っ先に使い現金は後…

という生活になっているのだとか…。
いやはやスゴイ…!

そして元棋士としての才能が活かされているのが記憶力の良さ。
どの優待券がいつ期限を迎えるのかを大体記憶しているのだとか。

こんなところで元プロ棋士の才能が発揮されているのですね(笑)

ただ、食事も服も自転車も散髪も優待で賄う…
このサイクルを続けるのは優待の期限との闘いでもあるので、割と大変なような気もします。

中には自分だけで使いきれないからという理由で映画の鑑賞券などを友人におごったりすることもあるのだそうです。

桐谷さんの株主優待投資に学ぶ

では、私たち個人投資家が桐谷さんから学べることはどんなことでしょう。

いくつかありますが、私が特にご紹介したいのは次の3つです。

【信用取引は絶対にしないこと】
【配当+優待利回り4%以上の株を買うこと】
【毎月少しでもお金を貯めて5万円貯まったら株主優待株を買うこと】

【信用取引は絶対にしないこと】
信用取引に関しては桐谷さん自身も痛い目に遭い、資産を大きく減らした経験があります。
信用取引は相場を読む力とリスク管理、哲学などが必要になり、非常に上級者向けの投資手法になります。
うかつには手を出さないことが、資産を目減りさせないことにつながります。

【配当+優待利回り4%以上の株を買うこと】
配当+優待利回りが4%以上あれば、4%程度株価が下がったとしても、配当と優待の利益で損失はゼロ
そして、こうした利回りの高い銘柄は自然と下がった株価も戻していくことが多いです。
何より、配当と優待が生活に潤いを与えてくれますので、株価が下がってもじっくりと回復するのを待つことができます。

【毎月少しでもお金を貯めて5万円貯まったら株主優待株を買うこと】
これは継続することの大切さを説いた言葉ですね。
株主優待は基本的に、最低売買単位である100株保有していればもらえることが多く、5万円あれば買える株は数十種類もあります。

例えば50銘柄をすべて100株ずつ買えば、50種類の株主優待をゲットしたうえで配当金までもらえます。
お米券やクオカードなどをもらえば、日常で使う現金も減りますし、株主優待が生活の支えとなってくれることでしょう。

この3つを守っていけば、長期投資においてそれほど大きなダメージを受けることなく、普段の生活が豊かに(楽に)なり、いずれ株価も上がっていくことでしょう。

基本的には、目先の株価の上げ下げに一喜一憂しないことです。
そのためには、倒産リスクの少ない自己資本比率の高い会社に投資すると良いでしょう。

自己資本比率が60%もあれば、そうそう倒産することはありませんので1つの目安にしてみてくださいね。

それではあなたが素敵な優待ライフを送れることをお祈りしています!

なお、今回は有名投資家紹介シリーズの3回目です。
第1回はコチラ
第2回はコチラ