関西電力、役員ら20人金品受領で株価急落は投資のチャンスか?

関西電力ロゴ

関西電力、10年以上も金品受領が横行。株価への影響は甚大

東の東電。
西の関電。

東電は原発問題で相変わらず揺れていて、その分、関電にはがんばってもらいたいところですが、まさかのスキャンダル発覚で関西電力の株価は急落しています!

スキャンダルの内容は以下の通り。

関西電力の幹部20人が、高浜原発のある福井県高浜町の役人から3.2億円にも上る金品受領をしていたことが発覚。しかも、経営陣は事実を隠蔽して取締役会に一切報告せずにいたとのこと。

コンプラ意識もガバガバでガバメントがガバガバだったようですね。

当然のことながら、そんなスキャンダルが発覚すれば株価は急落します。

ということで、論より証拠。

関西電力株価

※出典:ヤフーファイナンス

終値ベースで見ていくと、9月26日から関西電力の株価は下落しているのがわかります。
特に、27日(金)の下げは急落といって良いでしょう。
その流れは週明けの本日(30日)も続き、上記のように前日比-86円の株安となっています。

たった3営業日で関西電力の株価は16%以上も下がってしまいました。

とはいえ、株価が大きく下げたときは買いのチャンスの可能性でもあります。

果たして、関電株は今が買いごろなのか?

その可能性を探っていきたいと思います。

関西電力株価に復活のシナリオは描けるのか

どうやら今回のスキャンダル発覚は、3月に送付されたという告発文書です。

文書内では、関電の岩根社長宛てに忠言します、という内容になっています。
※参照記事「関西電力3億2千万円“裏金”今年3月に出回った告発文書【独占入手】」

このような内部告発の文書が出回るということは、それだけ昔から不正が行われていたということなのでしょう。

現会長、社長も金品受領に関わっているとのことですから、関西電力のイメージ悪化はもはや避けられそうにありません。

普通に考えれば短期的な株価の下落は今後も続いていく可能性がありそうですね。

関電はこれから調査委員会を立ち上げるようですので、まだまだ今後膿が出てくることが予想されます。

そのたびに悪材料という形で株価にマイナスインパクトを与えることは考えられます。

相場の格言に「落ちてくるナイフは拾うな」という言葉があります。

落下中のナイフを掴もうとするのは非常にリスクが高いので、地面に落ちてから拾えばよいという意味です。

関西電力の株に投資をする場合には、まさにこの格言通りにした方がよさそうですね。

もし投資を検討するのであれば、株価が底を打ったのを確認してからにした方が良いでしょう。

関電に限らず、電力会社というのは倒産しにくい傾向があります。
東京電力だって、原発事故がありながらも倒産していません。

電力会社は社会インフラでもあるため、そう簡単にはつぶさせないという力学が働くのかなと個人的には思っています。

加えて、ディフェンシブ銘柄でもあるので、本来なら株価は安定している傾向が高いのが特徴です。
配当も高め(9/30前場終了時点で4.09%)ですし、長期投資で株価が回復するのを5年10年かけてじっくり待つ、という人には良いかもしれませんね。

関西電力の金品受領問題:チャートから読み解く株価の今後

株式投資家として、一番気になるのは関電の今後の株価がどうなるのかだと思います。
そこで、私なりにチャートを見てテクニカル分析してみました。

あまり複雑な分析はしていません。
基本的に使用したのはローソク足(日足)だけです。

では下記の関電のチャートをごらんください。

関西電力チャート

※出典:ヤフーファイナンス

直近の関電の株価はオレンジ色の矢印のレンジを往復するレンジ相場(ボックス相場)を形成していました。

見事なレンジ相場ですね。

通常、レンジ相場というのは上値(or下値)をブレイクすると、ブレイクした方向へと勢いを付けて株価が変動していく傾向があります。

上記のチャートだと、右端の方で上値抵抗線となっていた上の矢印のラインをブレイク(上放れ)しており、本来なら株価は上昇トレンドにいくところでした。

実際にチャートを見ると上昇トレンドを形成していました。

しかし、そこでスキャンダルが発覚。

一気に株価が急落してしまいました。

となると、次に意識するのは下値支持線(下のオレンジの矢印)です。

1200円前後になるとこれまでは株価が反発してきました。
そして今、株価は1228円と、その水準まで来ています。

ここで重要なのは、1200円の水準で株価が反発するのか、レンジブレイク(下放れ)するのかです。

レンジブレイクした場合は、テクニカルのセオリーではさらに株価が下落していきます。

1200円で株価が反発するようなら、株価は1330~1350円辺りを目指していく可能性がありそうです。

とはいえ、あくまで短期的な予想の話です。

今後、さらに悪材料が出てくれば、株価の下げは一段と進む可能性もありますので、注意が必要です。

ファンダメンタル、テクニカル…どちらもきちんと状態を把握したうえで投資するのがベターといえそうですね。

今後も関西電力の動きはしっかりとフォローしていきたいと思います。