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インデックス投資VS個別株投資を徹底比較:メリット、デメリットは?
株式投資をしている人、これから始めようとしている人が最初に悩むのは、どの銘柄を買ったらよいのかということだと思います。
そして昔から投資家を悩ませている“永遠の命題”がインデックス投資と個別株投資はどちらが運用成績が優秀かという問題です。
私個人としては、大きな財産を築こうと思っているのなら、個別株投資の方が有利であると考えています。
なぜそう思うのかを、インデックス投資のデメリットなどを交えつつ、お話していきます!
※なお、今回は負けない投資をしていくための投資術紹介シリーズ第2回。
⇒第1回目「空売りの仕組み&やり方:初心者でもわかる下げ相場の儲け方!」(9/5掲載)はコチラ
インデックス投資とは?メリット&デメリットを紹介
インデックス投資には何の銘柄に投資すればよいのかという悩みを大幅に解消してくれるメリットがあります。
そもそもインデックス投資とは、日経平均やTOPIXなどの株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のことをいいます。
仮に、日経平均が3%上昇したら、自分のポートフォリオ資産も同じく3%上昇するような投資手法です。
日経平均は東証1部上場企業の中の225社の株価の平均ですので、理屈としては、その日経平均株価に採用されている225社の株を1単元(100株)ずつ保有していれば、日経平均に完全に連動したインデックス投資ができます。
ですが、現実には225銘柄も株を持つことは個人にはなかなか難しいです(資金の面でも管理の面でも)。
ですので、インデックス投資をしようとする場合には、日経平均に連動したETFや投資信託などを購入するようになります。
一般的に相場全体が上がっていけば、インデックス投資の資産価値も上昇していきますので、株式市場全体が強気の時は、インデックス投資は有効な投資手法とされています。
しかし、デメリットがないわけではありません。
インデックス投資には次のようなデメリットがあります。
インデックス投資は幅広い分散投資となるため(日経平均なら225社)、値動きがゆるやかになります。
例えば、個別株投資ならば上方修正が発表されれば一気に株価が急騰しますが、インデックス投資の場合は、1社や2社に上方修正が出ても、他の銘柄との合計平均値になるため数値が急変動しにくいのです。
分散投資するのでリスクを低下させるメリットはありますが、短期間での大きなリターンも狙いにくいというデメリットがあります。
個別株投資の方がインデックス投資よりも優れているワケ
個別株投資がインデックス投資より優れていると思うワケは2つあります。
・1番はやはりなんと言っても、個別企業に対して直接投資できること。
もしあなたが自動車業界やゲーム業界、美容業界など…どれか一つでも詳しい業界があれば、その業界の動向やヒットしそうな商品などの情報をいち早く入手できることでしょう。
そうすれば、かつてユニクロのフリースのヒットを予見してファーストリテイリングの株を買った人や、ポケモンGOの人気に早いうちにのって任天堂に投資した人のように大きなリターンを得ることができます。
個別株はインデックスよりも値動きが大きいので、大ヒット商品を生み出した企業に早期に投資できた場合、比較にならないほど運用成績がインデックス投資よりも上回るのです!
・株主優待がある
個別株にあってインデックスにないもの。それは株主優待です。
もちろん個別株の中にも優待制度を導入していない企業もありますが、制度を導入している銘柄に投資する場合には、優待は配当とほぼ同じ効果をもたらしますので利回りが上昇することになります。
例えば、年間配当1000円の企業から株主優待制度で500円のクオカードが送られてきたら、実質1500円の配当を受け取ったのとほぼ同じことになります。
中には株主優待だけで5%以上の利回りがある個別株もありますので、タイミングよく投資することができれば非常に大きなリターンに結び付くことになります。
私の尊敬する投資家ウォーレン・バフェットはインデックス投資には投資しません。
インデックスに投資することは、平均以上の結果が出せないためです。
それよりも企業分析能力に優れたバフェットからしたら、潤沢な資金で優良な株価の下落した個別株に投資した方が運用成績が良くなるのは明白だからでしょう。
インデックス投資は平均値を超える成績が上げられないので、1億や2億などの大きな財産を築き上げたい人には、おススメはしません。
それよりは個別銘柄の分析能力を磨くことに力を注いだ方が長期的にみてよい結果へと結びついていくことになるでしょう!