インデックス投資とはなぜこんなにも多くの人を惹きつけるのでしょうか?
インデックス投資でFIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的自立をして早期リタイア)生活をめざす若い世代。
インデックス投資で老後不安の解消をめざす準シニア世代。
こんな人たちが増えているそうです。


★インデックス投資でFIRE生活をめざしたい人
★インデックス投資で老後不安を解消したい人
★インデックス投資の基本から知識を学びたい人
★つみたてNISAやiDeCoで資産運用している人
目次
インデックス投資とは?わかりやすく解説
インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、NYダウ、S&P500などのインデックス(指標)に投資することです。
インデックス投資とは基本的に長期投資向けの金融商品です。
インデックスといっても、投資対象は株価指数だけではありません。
◎新興国株
◎全世界型株式
◎コモディティ
◎国内債券
◎国外債券
◎国内REIT
◎海外REIT
主にこれだけのインデックスを投資対象としたインデックス投資信託(ETF含む)があります。
それぞれの資産(アセット)によって特徴が異なり、アセットアロケーション(資産配分)とポートフォリオを考えて投資していくのがセオリーです。
※アセットアロケーションの決め方は下記記事で詳しく解説
↓↓↓
アセットアロケーションの決め方と理想のポートフォリオ
コツコツつみたて投資するのに向いているので、サラリーマンやOLにも始めやすいといえるでしょう。
インデックス投資は、個別株のように株価が急騰したりすることはほとんどありません。
しかしながら、複数の銘柄に少額投資できる特徴があります。
忙しくて株価のチェックや銘柄選びが苦手…という投資ビギナーにも投資の入り口として人気が高いのがインデックス投資といえるでしょう。
日本では「iDeCo」(イデコ)や「つみたてNISA」が普及してきたことで、インデックス投資をする人が増えています。


インデックス投資が注目されるようになった背景には、著名な米国投資家チャールズ・エリス博士の著書「敗者のゲーム」があります。
※左:チャールズ・エリス
「敗者のゲーム」の中では、
“ファンドマネジャーが運用するほとんどのアクティブファンドは、インデックスのパフォーマンスを下回っている”
さらに
“市場平均のパフォーマンスを超える、もっとも簡単で有効な投資方法はインデックス投資信託に投資すること”
という衝撃的な内容がこまかなデータとともに書かれており、インデックス投資の有効性が広く知られることになりました。
インデックス投資の6つのメリット
インデックス投資のメリットは6つあります。
★インデックス投資はアクティブファンドより高リターン
★株の専門的な知識やテクニックはそれほど必要ない
★手間がかからない
★コストが安い
★分散投資ができる
★少額から投資できる
★★インデックス投資はアクティブファンドより高リターン★★
チャールズ・エリス博士の紹介時にも触れましたが、多くのインデックス投資ファンドはアクティブファンドの運用成績を上回っています。
米国の研究では、80%近くのアクティブファンドはインデックスファンドに負けているそうです。
※参考:どんなアクティブファンドがインデックスに勝てるのか?

★★株の専門的な知識やテクニックはそれほど必要ない★★
個別株とちがい、チャートや財務状態の分析は基本的に必要ありません。
必要なのは
・どのインデックス投資信託に投資するのか?
・いくら買うのか?
・どれくらいの期間、運用するのか?
といった基本的なことです。
これらのことさえ決まれば、プロのファンドマネジャーがインデックス投資になるように運用してくれます。

★★手間がかからない★★
個別株投資では、銘柄分析が投資の成果を左右するので、投資家は手間ひまをかけて投資するのが一般的です。
銘柄のスクリーニングから始まり、ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析をした上で買うかどうかを決める。
これが一般的な株式投資の流れだと思います。
この手間がインデックス投資にはほとんどありません。
日経平均連動型のインデックス投資信託なら、日経平均採用銘柄225銘柄。
NYダウ連動型なら30銘柄。
といった具合に、最初から投資対象が決まっているので銘柄選定の過程を省略できるためです。
ほとんどの証券会社では、投資信託のつみたて投資が可能なので、積立投資の設定をしておけば、いちいち買い注文をだす手間もありません。
インデックス投資は手間がかからないのはメリットといえるでしょう。
★★コストが安い★★
インデックス投資のメリットの代表格といえば、コストが安いことでしょう。
とくに信託報酬がアクティブファンドと比較すると段違いです。
国内株式の場合、
・インデックスファンドの平均信託報酬が年0.40%。
・アクティブファンドは同1.41%。
3倍以上も信託報酬率に差があるのです。
※参考:インデックスファンドの3倍に相当するアクティブファンドのコストは正当か?
これはアクティブファンドがファンドマネジャーによる銘柄選定に時間やマンパワー、コストをかけているためにコスト高となる一方、インデックスファンドは最初から買う銘柄が決まっているのでコストカットできるためです。
★★分散投資ができる★★
インデックスファンドは、インデックス(市場平均)に連動するように設計されており、インデックス投資信託を1本買うだけで、複数銘柄に分散投資できます。
TOPIX:約2200銘柄
S&P500:500銘柄
分散投資をすることで、たとえば日経平均採用銘柄のどれか1銘柄の株価が暴落しても、225銘柄全体でその下落を平均化できるので、損失リスクを減らせます。


★★少額から投資できる★★
ネット証券を利用すれば、インデックス投資を含むほとんどの投資信託は100円から少額投資できます。
「お金がないから投資できない」という人がよくいますが、100円の少額からでも投資可能なので、インデックス投資は誰にでもはじめやすいといえるでしょう。
【例】
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
※参照元:SBI証券
インデックス投資の3つのデメリット
インデックス投資のデメリットは3つあります。
しかし、3つのうち2つめ、3つめに紹介するデメリットは、インデックス投資というよりは投資信託に関するデメリットです。
それではインデックス投資のデメリットをご紹介しましょう。
★基本的にハイリターンはむずかしい
★運用コスト(取引手数料・信託報酬)が生じる
★元本割れリスク
★★基本的にハイリターンはむずかしい★★
インデックス投資は市場平均に投資する金融商品です。
ですので、メリットの損失リスクを抑えられるのとは逆で、どれか1銘柄の株価が急騰してもその値上がりは平均化されてしまい、インデックス投信の株価(基準価額)が急騰することはほとんどありません。
あるとすれば、そのインデックスに組み入れられているほとんどの銘柄の株価が急騰したときくらいでしょう。
こうした事情があるため、インデックス投資では基本的にはテンバガーのようなハイリターンは望めません。


★★運用コスト(取引手数料・信託報酬)が生じる★★
インデックス投資を行う際に意識したいのが運用コストです。
運用コストには2種類あります。
取引手数料と信託報酬です。
最近はノーロード型の取引手数料なしのインデックスファンドが増えてきています。
しかし、信託報酬は存在します。
プロの運用者に運用を任せている以上、コストは発生するのです。
インデックスファンドの運用会社に対して、「信託報酬」を支払います。
運用コストはアクティブファンドよりは安いですが、個別株への投資よりも割高です。
<運用コストの比較 ※イメージ>
※左から順にコストが高くなる
★★元本割れリスク★★
インデックス投資は、ローリスク・ローリターンが特徴の金融商品です。
しかし、投資商品である以上は、いくらリスクが低めでも相場の環境次第では元本割れのリスクがあります。
リーマンショックやコロナショックの時は、インデックスファンドの基準価格も一時的に大きく下落しました。
しかし、その後は持ち直して再び上昇トレンドに転じました。
株式型のインデックス投資の場合は、長期で見ると上昇していく可能性が高いです。
相場の急落時にあわてて売ってしまうと、大損することになりやすいですね。
長期で成長が期待できるインデックスに長期投資していれば、株価の回復とともに最終的には利益になる可能性があります。
パニックを起こさないためにも、余裕資金でリスク管理を重視したインデックス投資をしていくことをおすすめしますよ。

超かんたん!インデックス投資のやり方(始め方)
インデックス投資のやり方(始め方)をかんたんにまとめました。
1、インデックス投資信託(パッシブファンド)を買う
2、上場型インデックス投資信託(ETF)を買う
3、指数連動型の先物・オプション・CFDなどの金融デリバティブ商品を買う
4、インデックス組み入れ銘柄を全種類、現物株で買う
上記4つのインデックス投資のやり方のうち、3の金融デリバティブ商品は投資上級者向けです。
4のインデックス組み入れ銘柄を全種類買うのも現実的ではありません。
なぜなら日経平均に連動する個人ファンドをつくろうと思ったら225銘柄買わなければならないからです。
組み入れ数の少ないNYダウでも30銘柄を買う必要があります。


では、次からはインデックス投資の始め方(やり方)を解説していきましょう。
資金管理
資金管理はインデックス投資の成否をわける基本にしてとても大事な要素です。
1、生活資金には手を出さない
2、近い将来必要になるまとまったお金は確保しておく
3、収入と支出を点検して無理のない金額を投資にまわす
生活資金と近い将来に必要なまとまったお金には手を出さないようにしましょう。
資産運用のために生活が破綻してしまっては本末転倒です。
毎月のご自身のお金の流れを管理することが、投資成功の第一歩です。
家計を点検することで、節約、無駄遣いをなくす効果も出て来ます。
その浮いた資金も資産運用に回すことで、インデックス投資の運用成果もアップする可能性が高まります。

目標を立てる
資金管理のメドが立ったら、次は目標を立てることです。
勉強でも仕事でもそうですが、漠然とやるよりも目標を立てた方がパフォーマンスは良くなります。
たとえば、あなたが今40歳だとして、「60歳までにインデックス投資で2000万円つくる」という目標でOKです。
事細かにきめる必要はありません。
目標を立てることで、ゴールまでに目標金額を達成するために
・毎月いくら積み立てていくのか
といった運用指針が出来上がってきます。
出口から考える「出口戦略」を考えることは、投資脳を鍛えることにもなります。
インデックス投資のおすすめのやり方です。
リスク管理
出口戦略がある程度決まってくると、ゴールから逆算してどれくらいのリスクを取るかが決まってきます。
・ゴールまでの時間が残り少ない人
・増やしたい金額が多い人
は多くの資金をいれるか、ハイリスク・ハイリターンのインデックス投資をしていくことになるでしょう。
逆に、
・ゴールまで時間にゆとりのある人
・すでにある程度の資産を持っている人
はリスクの低めのインデックス投資になります。
このリスク管理はアセットアロケーションとポートフォリオ管理することで行っていきます。

インデックスファンドを買う
◎資金管理
◎出口戦略
◎リスク管理
◎ポートフォリオ
が決まったら、証券会社にアクセスしてインデックスファンドを買います。
楽天証券を例に出すと
・投資信託
・国内ETF
・海外ETF
の中からインデックスファンドを買っていきます。
※参照元:楽天証券
インデックス投資はいくらから可能?100円からOK!
インデックス投資のメリットでも解説しましたが、おさらいです。
インデックス投資はいくらから投資可能か?
その答えは100円からです。
大手ネット証券などを見ると、ほとんど証券会社では100円以上1円単位での投資注文を受け付けています。
最近は楽天ポイントやTポイントなどのポイント投資でも投資信託を購入できます。
もちろんインデックス投資もOKです。

※参照元:楽天証券
インデックス投資(インデックスファンド)の利回り


ただ、より大きく値上がりを期待できるのは株式です。
逆に大きな利回りが期待できないのが債券です。
おとなの株ラウンジで21年7月に調査した時は
日経平均連動型のインデックスファンドの利回り(平均)は
◎6か月は約5.6%
◎1年は約31%
◎3年は約10.8%
となりました。
S&P500連動型のインデックスファンドの利回り(平均)は
◎6か月は約23.6%
◎1年は約46%
◎3年は約18.1%
となりました。
※詳細は「インデックスファンドの利回りをシミュレーション解説」記事をチェック

インデックス投資が儲からないは「大うそ」
インデックス投資のデメリットでハイリターンは望めない旨を解説しました。
その言葉には少し補足が必要です。
インデックス投資の中にはハイリターンを望めるものもあります。
例えば米国の代表的な指標であるS&P500。
<S&P500のチャート>
※参照元:トレーディングビュー
1980年1月を起点にすると
1990年1月で3.3倍
2000年1月で13.8倍
これだけでもすごいのですが、
2021年9月には42.8倍になっています。
チャートをみればわかりますが、S&P500も一本調子で上昇してきたわけではありません。
大きな調整が2、3回入っています。
それでも過去40年間の長期にわたって上昇しています。
こうした長期投資で上昇が望めるインデックス投資であれば、インデックス投資で儲からないという言葉にはなりません。


インデックス投資の利回りランキング【期間別】
インデックス投資の利回りランキングを「半年・1年・3年」に区切って紹介していきます。
なお、ここでは株式型のインデックスファンドの利回り(トータルリターン)を取り上げていきます。
調査にはSBI証券を使用いたしました。(調査日:2021/9/22)
調査の結果、インデックス投資の利回りランキングは期間によって上位5ファンドの顔ぶれがガラッと変わることがわかりました。


<インデックス投資の利回りランキング ※半年>
※参照元:SBI証券
⇒利回り(トータルリターン)は26.82%
★2位「大和-iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」
⇒利回り(トータルリターン)は25.87%
★3位「日興-インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)」
⇒利回り(トータルリターン)は25.82%
★4位「三菱UFJ国際-eMAXIS NASDAQ100インデックス」
⇒利回り(トータルリターン)は25.80%
★5位「農林中金-NZAM・ベータ NASDAQ100」
⇒利回り(トータルリターン)は25.45%

<インデックス投資の利回りランキング ※1年>
※参照元:SBI証券
⇒利回り(トータルリターン)は147.04%
★2位「三菱UFJ国際-eMAXIS Neo ナノテクノロジー」
⇒利回り(トータルリターン)は121.20%
★3位「三菱UFJ国際-eMAXIS Neo 自動運転」
⇒利回り(トータルリターン)は89.63%
★4位「インベスコ-インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド (愛称:世カエル)」
⇒利回り(トータルリターン)は73.18%
★5位「三菱UFJ国際-eMAXIS Neo ウェアラブル」
⇒利回り(トータルリターン)は55.52%

<インデックス投資の利回りランキング ※3年>
※参照元:SBI証券
⇒利回り(トータルリターン)は34.48%
★2位「大和-iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」
⇒利回り(トータルリターン)は26.61%
★3位「三井住友DS-イノベーション・インデックス・AI」
⇒利回り(トータルリターン)は26.55%
★4位「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
⇒利回り(トータルリターン)は17.27%
★5位「大和-iFree S&P500インデックス」
⇒利回り(トータルリターン)は17.16%


インデックス投資のシミュレーション
ここまでインデックス投資のメリット・デメリット、利回りなどを紹介してきました。
そうなると、次に気になるのはインデックス投資のシミュレーションではないでしょうか?
基本的にインデックス投資は長期投資になります。
分散投資をするために、iDeCoやつみたてNISAを利用した積立投資を行うことも多くなることでしょう。


月5万円のシミュレーション結果
★積立金額:毎月5万円
★運用期間:20年
★税金は考慮せず
★計算結果は想定利回り(年率)「5%」「10%」「15%」で各々算出
★シミュレーションには金融庁の「資産運用シミュレーション」を使用
※参照元:金融庁「資産運用シミュレーション」
<インデックス投資のシミュレーション結果 ※利回り5%の場合>
【年数】 | 【元本】 | 【運用収益】 |
【0年目】 | 0.0万円 | 0.0万円 |
【2年目】 | 120.0万円 | 5.9万円 |
【4年目】 | 240.0万円 | 25.1万円 |
【6年目】 | 360.0万円 | 58.8万円 |
【8年目】 | 480.0万円 | 108.7万円 |
【10年目】 | 600.0万円 | 176.4万円 |
【12年目】 | 720.0万円 | 263.8万円 |
【14年目】 | 840.0万円 | 373.0万円 |
【16年目】 | 960.0万円 | 506.2万円 |
【18年目】 | 1080.0万円 | 666.0万円 |
【20年目】 | 1200.0万円 | 855.2万円 |
最終積立金額(元本+運用収益)は2055万1683円。
<インデックス投資のシミュレーション結果 ※利回り10%の場合>
【年数】 | 【元本】 | 【運用収益】 |
【0年目】 | 0.0万円 | 0.0万円 |
【2年目】 | 120.0万円 | 12.2万円 |
【4年目】 | 240.0万円 | 53.6万円 |
【6年目】 | 360.0万円 | 130.6万円 |
【8年目】 | 480.0万円 | 250.9万円 |
【10年目】 | 600.0万円 | 424.2万円 |
【12年目】 | 720.0万円 | 662.2万円 |
【14年目】 | 840.0万円 | 979.0万円 |
【16年目】 | 960.0万円 | 1392.2万円 |
【18年目】 | 1080.0万円 | 1922.8万円 |
【20年目】 | 1200.0万円 | 2596.8万円 |
最終積立金額(元本+運用収益)は3796万8442円。
<インデックス投資のシミュレーション結果 ※利回り15%の場合>
【年数】 | 【元本】 | 【運用収益】 |
【0年目】 | 0.0万円 | 0.0万円 |
【2年目】 | 120.0万円 | 18.9万円 |
【4年目】 | 240.0万円 | 86.1万円 |
【6年目】 | 360.0万円 | 218.4万円 |
【8年目】 | 480.0万円 | 438.2万円 |
【10年目】 | 600.0万円 | 776.1万円 |
【12年目】 | 720.0万円 | 1273.0万円 |
【14年目】 | 840.0万円 | 1984.2万円 |
【16年目】 | 960.0万円 | 2984.2万円 |
【18年目】 | 1080.0万円 | 4373.1万円 |
【20年目】 | 1200.0万円 | 6286.2万円 |
最終積立金額(元本+運用収益)は7486万1947円。


月10万円のシミュレーション結果
★積立金額:毎月10万円
★運用期間:20年
★税金は考慮せず
★計算結果は想定利回り(年率)「5%」「10%」「15%」で各々算出
★シミュレーションには金融庁の「資産運用シミュレーション」を使用
<インデックス投資のシミュレーション結果 ※利回り5%の場合>
【年数】 | 【元本】 | 【運用収益】 |
【0年目】 | 0.0万円 | 0.0万円 |
【2年目】 | 240.0万円 | 11.9万円 |
【4年目】 | 480.0万円 | 50.1万円 |
【6年目】 | 720.0万円 | 117.6万円 |
【8年目】 | 960.0万円 | 217.4万円 |
【10年目】 | 1200.0万円 | 352.8万円 |
【12年目】 | 1440.0万円 | 527.6万円 |
【14年目】 | 1680.0万円 | 746.0万円 |
【16年目】 | 1920.0万円 | 1012.4万円 |
【18年目】 | 2160.0万円 | 1332.0万円 |
【20年目】 | 2400.0万円 | 1710.3万円 |
最終積立金額(元本+運用収益)は4110万3367円。
<インデックス投資のシミュレーション結果 ※利回り10%の場合>
【年数】 | 【元本】 | 【運用収益】 |
【0年目】 | 0.0万円 | 0.0万円 |
【2年目】 | 240.0万円 | 24.5万円 |
【4年目】 | 480.0万円 | 107.2万円 |
【6年目】 | 720.0万円 | 261.1万円 |
【8年目】 | 960.0万円 | 501.8万円 |
【10年目】 | 1200.0万円 | 848.4万円 |
【12年目】 | 1440.0万円 | 1324.4万円 |
【14年目】 | 1680.0万円 | 1958.1万円 |
【16年目】 | 1920.0万円 | 2784.4万円 |
【18年目】 | 2160.0万円 | 3845.6万円 |
【20年目】 | 2400.0万円 | 5193.7万円 |
最終積立金額(元本+運用収益)は7593万6884円。
<インデックス投資のシミュレーション結果 ※利回り15%の場合>
【年数】 | 【元本】 | 【運用収益】 |
【0年目】 | 0.0万円 | 0.0万円 |
【2年目】 | 240.0万円 | 37.9万円 |
【4年目】 | 480.0万円 | 172.3万円 |
【6年目】 | 720.0万円 | 436.7万円 |
【8年目】 | 960.0万円 | 876.4万円 |
【10年目】 | 1200.0万円 | 1552.2万円 |
【12年目】 | 1440.0万円 | 2546.0万円 |
【14年目】 | 1680.0万円 | 3968.5万円 |
【16年目】 | 1920.0万円 | 5968.3万円 |
【18年目】 | 2160.0万円 | 8746.2万円 |
【20年目】 | 2400.0万円 | 12572.4万円 |
最終積立金額(元本+運用収益)は1億4972万3948円。


インデックス投資がおすすめな人はサラリーマン



インデックス投資がなぜサラリーマンにおすすめなのか?
さくらくんの疑問に回答する形で解説していきましょう。
★安定収入があり、無理なく積立投資ができる
★本業に集中できる
★ライフステージにあわせて投資計画をカスタマイズできる
★安定収入があり、無理なく積立投資ができる★
投資の源泉である給与所得が安定的にあるのはサラリーマンの強みといえるでしょう。
インデックス投資は長期投資になりますので、長期安定で収入のある人にとても向いている投資スタイル。
サラリーマンとの相性はとても良いのです。
★本業に集中できる★
インデックス投資のメリットでも解説しましたが、インデックス投資は個別株投資と比べると手間がかかりません。
いそがしいサラリーマンがザラ場に銘柄分析やチャート分析、株価の動向などを追わなくて済みます。
株を買ったけれど、株価が気になってトイレで株価チェックしているサラリーマンの話は枚挙にいとまがありません。
本業に集中できなくなってしまい、ミスなどを起こして昇給が逃げていったのでは本末転倒でしょう。
★ライフステージにあわせて投資計画をカスタマイズできる★
独身時代、結婚、子育て期、リタイア準備期など
ライフステージの変化によって、投資計画をカスタマイズできるのもインデックス投資がサラリーマンにおすすめの理由といえます。
若いうちは株式型のインデックス投資でハイリターンを目指す。
50代になったらリスクよりも安定的な運用に重点を置くなど、臨機応変に投資計画を変更できるので、インデックス投資による資産運用はサラリーマンにおすすめです。
iDeCoなどの制度を利用して節税メリットを受けられることも、利点といえます。
もちろん、サラリーマン以外の人にとってもインデックス投資はとても有効的な投資方法ですのでご安心ください。
では、次にインデックス投資におすすめな「つみたてNISA」と「iDeCo(イデコ)」をご紹介していきましょう。
インデックス投資のおすすめ「つみたてNISA」
インデックス投資におすすめ制度の代表格「つみたてNISA」。
年間40万円まで、最長20年間の積立投資が可能で、利益は全額非課税というメリットがあります。
つみたてNISAの場合、投資対象は投資信託となりインデックスファンドに積み立てることもできます。
インデックス投資のシミュレーション結果を思い出してください。
<20年間、毎月5万円の積立の場合の投資収益>
・年率5%の利回り:855.2万円
・年率10%の利回り:2596.8万円
・年率15%の利回り:6286.2万円
<20年間、毎月10万円の積立の場合の投資収益>
・年率5%の利回り:1710.3万円
・年率10%の利回り:5193.7万円
・年率15%の利回り:12572.4万円
これらの利益に対して非課税になります。

インデックス投資のおすすめ「iDeCo」(イデコ)
もうひとつのインデックス投資におすすめ制度の代表格「iDeCo(イデコ)」。
サラリーマンがiDeCoを利用する場合、以下のメリットがあります。
・運用利益は非課税
・掛け金は全額所得控除
・60歳以上になって出金するときにも税金控除
ただし、勤務先に企業年金があるかないかなどの条件で最大掛け金は変わります。
・企業型確定拠出年金のみある場合:20000円/月まで
・企業年金なしの場合:23000円/月まで
所得の多い人ほど掛け金を払うときの所得控除額が大きくなり、節税メリットも大きくなります。
サラリーマンは累進課税なので、所得の多い方にはiDeCoのメリットが大きくなるといえるでしょう。
もちろん、iDeCoでもインデックス投資はできます。
つみたてNISAとはことなり、60歳までお金を引き出せないので意思の弱い人はiDeCoを使うことがメリットになる可能性もあります。
インデックス投資の失敗あるある
インデックス投資に挑戦したものの失敗した人が残念ながらいつの時代にもいらっしゃいます。
彼らは何を踏み間違えてしまったのでしょうか。
インデックス投資の失敗あるあると題して紹介していきます。
失敗①「短気(期)で損気」
インデックス投資で失敗する人のほとんどは短期志向の人かもしれません。
何度もいいますが、インデックス投資は基本的に長期投資向けの商品です。
短期で儲けたいのなら、個別株の方が儲かります。
インデックス投資で長期投資の基本戦略をわすれてしまった人は、少し株価が下落トレンドになると含み損が出て損切りしてしまう。
このパターンを繰り返してしまいがちになります。
S&P500のように長期で成長が見込めるインデックスに投資するのであれば、一時的な株価の下落は絶好の買い場です。
「短気は損気」ということわざがありますが、相場の場合は「短期に損気」です。

失敗②「投信への理解不足」
インデックス投資での失敗あるある、2つめは知識不足です。
これはインデックスファンドに限らず、投資全般にいえることです。
世界一の投資家ウォーレン・バフェットは自分の理解できないものには投資しないといいます。
われわれのような個人投資家も彼の教えに学んだ方が良いと思います。
インデックスファンドも投資対象が株なのか債券なのか、コモディティなのかによっても期待リターンは異なります。
そうした基本的な知識をもたないまま、お金だけ投じてしまうと投資ではなく投機になってしまいます。
あなたが投資しようとしている投資信託について、投資対象や過去の実績など、最低限の知識は調べるようにしましょう。
※投資信託で失敗する人の共通点についてまとめた記事がありますのでぜひチェックしてみてくださいね。
↓↓↓
投資信託で大損・失敗する人の共通点と対策を徹底解説
インデックス投資のブログを見て「わがふり直せ」
インデックス投資家のブログを読むことも失敗を回避する参考になります。
インデックス投資家のなかには失敗談やポートフォリオ、投資の考え方などを赤裸々に綴っているひともいます。
ただで手に入る情報なので、ぜひ手に入れてしまいましょう。
※クロサキがおすすめするインデックス投資のブログです。
↓↓↓
インデックス投資ブログのおすすめ10選※フォロー推奨
ほったらかしで投資はNG!その理由とは?
インデックス投資は「手間ひまがかからない」と解説しました。
しかし、だからといってほったらかしで投資することを推奨しているわけではありません。
ほったらかしで投資することをクロサキはおすすめしません。
毎日株価チャートに張り付く必要はありませんが、定期的に自分のポートフォリオを見直すことは必要です。
ほったらかしで投資してしまうと、インデックス投資に限らず、本当にファンドが解散するような危機的な状況になった場合に対処できません。
自分の大切なお金を投資しているわけですから、ほったらかすのはやめましょう。
インデックス投資では定期的なポートフォリオがおすすめ
インデックス投資でも個別銘柄同様にポートフォリオの考え方が大事です。
出来れば半年に1回、四半期に1回というように定期的にインデックスファンドのポートフォリオを見直しましょう。
例えば、
先進国株ファンド
新興国株ファンド
ゴールドファンド
海外REITファンド
国内REITファンド
のインデックスファンドに20%ずつ投資してポートフォリオを組んでいたとしましょう。
このうちワクチン接種が進まず、新興国株のパフォーマンス低下が長期にわたると感じたら、新興国株ファンドの割合を10%に減らしてREITファンドに5%ずつ振り分ける。
という具合に、臨機応変にポートフォリオの見直しをした方が良いでしょう。
そうすることで、ポートフォリオ全体のパフォーマンスが安定します。
ポートフォリオを組むことで、リスクヘッジにもなるのです。
長期資産運用にはとても大切な考え方となります。

投資信託ならインデックス投資一択かな。もちろん積立の長期投資で。
インデックス投資するなら最強インデックスS&P500ですね♪
一時的に下がったら買い。20年後には倍になっていると予想
>パッシブさん
コメントありがとうございます。
そうですね、クロサキもS&P500が20年後には倍になっていることを願っています。インデックス投資の積立がうまくいくといいですね。
インデックス投資流行ってますよね。敗者のゲームは読んだことあります。勉強になります。iDeCoでインデックスファンドを買っています。
>老後不安たらたらさん
コメントありがとうございます。
そうですね、インデックス投資はかつてないほどはやっていますね。老後2000万円問題が話題になってから特に増えたと思います。
iDeCoやつみたてNISAを活用する人もかなり増えてきており、インデックス投資への資金が集中しているようですね。
インデックス投資を検討している初心者です。
つみたてNISAかiDeCoを利用しようと考えています。
どのインデックスファンドが上がるかばかりでポートフォリオまで考えていませんでした。
基本的なところから考え直してみます。
ありがとうございました。