インデックスファンドの利回りを徹底解説【初心者向け】

インデックスファンド

インデックスファンドの利回りについて大切なこと

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最近インデックスファンド投資が流行っていますね。インデックスファンドの利回りについて疑問をもつ投資家の方も多いみたいです。
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インデックスファンド利回りは、投信がどのアセットに投資しているかによってバラバラです。利回りと累積リターンの区別がむずかしい投資初心者もいるようです。基本的なところからお話していきましょう。

インデックスファンドとは、日経平均やS&P500などの指数(インデックス)と同じ値動きを目指して運用される投資信託です。

ファンドマネジャーが投資銘柄を厳選するアクティブファンドと異なり、株式投資型の場合は組み入れ銘柄が決まっており、銘柄選びにコストがかからない分、安い運用手数料なのが特徴です。

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最近iDeCo、つみたてNISAで人気のある世界株式型インデックスファンドだと利回りは平均5%前後と言われているそうです。
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インデックス投資を有名にした名著「敗者のゲーム」では、アクティブファンドがインデックスファンドのリターンを超えるのは難しいとされていて、インデックス投資の人気が高まっています。

インデックスファンドのことがわかったところで、インデックスファンドの平均利回りから解説していきましょう。

◎この記事はこんな人におすすめ
★これからインデックス投資してみたい人
★自分が投資しているインデックスファンドに自信がない人
★どんなインデックスファンドに投資すれば良いのかわからない人
★株や投資信託など、投資の初心者
★つみたてNISA、iDeCoを利用した投資を考えている人
★老後の経済不安をなくしたい人

インデックスファンドの平均利回り

インデックスファンドの利回り(平均)はどれくらいなのでしょうか?

世界株式型のインデックスファンドの利回りは5%前後とお伝えしましたね?

実は、インデックスファンドの利回りを一概に語るのはとても難しい現状があります。

なぜか?

その理由は、投資対象のアセット(資産)などによってリターンが大きく異なるからです。

ですので、インデックスファンドへの投資は、どのアセットや指数に連動した投資信託なのかを理解したうえで投資することが重要になります。

※アセット別のインデックスファンドの平均利回りについては後述。

インデックスファンドの利回りの計算方法とは

インデックスファンドのリターンを考える際、利回りと累積リターンを理解することが大事になります。

そこでインデックスファンドの「利回り」と「累積リターン」について解説していきましょう。

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インデックスファンドの利回りと累積リターンには違いがあるのですね?この区別をしっかりと理解することが大切なようですね!
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そうだね。1年毎のリターンを求めるのが「年率平均利回り」。投資してからいくら資産額が増えたのかが「累積リターン」なんだ。

利回りと累積リターンの違いについて解説していきます。

★利回り(年率)

この利回りの考え方は2つあります。

不動産投資でいうところの「表面利回り」と「実質利回り」です。

かんたんに両者の違いをいうと、表面利回りは手数料や税金を含まない簡易版の利回り。

実質利回りは購入手数料、信託手数料、税金などを含めた実質のリターンです。

それぞれの計算式をご紹介します。

◎【表面利回り】
年率平均利回り = 保有期間の値上がり分/投資元本 ÷ 運用年数 × 100%

<例>100万円で買ったインデックスファンドが5年後、130万円に値上がりした。

ANS:利回り(年率) = (130万円 - 100万円)/100万円 ÷ 5年× 100% = 6%

年率平均利回り(表面利回り)は6%。

◎【実質利回り】
年率平均利回り=(保有期間の値上がり分 + 分配金 - 販売手数料 - 信託報酬 - 信託財産留保額 - 税金)/投資元本 ÷ 運用年数 × 100%

※ノーロード型の投資信託は販売手数料がゼロとなります。

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一般的に証券会社や投資情報サイトなどに載っている利回りは表面利回りとなっています。実質利回りは自分で計算する必要があるので注意が必要です。
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そうなんですね。勉強になります。確かに税金や手数料などを計算に入れないと本当の利回りはわからないですよね。

★累積リターン

累積リターンは年数に関係なく、投資してからいくら資産額が増えたのかを知る指標です。

<例>100万円で買ったインデックスファンドが10年後、170万円に値上がりした。

例題の場合だと、

累積リターン = 170万円 - 100万円 = 70万円

となります。

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累積リターンの方は計算がかんたんなので助かります!

【アセット別】インデックスファンドの平均利回り(実績)

どの対象資産に投資する投資信託なのかによって、インデックスファンドの利回りは大きく変化します。

ここでは代表的なアセット(資産)である「株式」「債券」「不動産」を国内と海外別に、さらにコモディティ(商品)を投資対象としたインデックスファンドの平均利回りもご紹介していきましょう。

★株式

株式型インデックスファンドについては、以下の条件で平均利回りを選定しています。

<調査の条件>
◎純資産100億円以上
◎トータルリターン(利回り)期間は「6か月」「1年」「3年」
◎調査にはSBI証券を利用

<日本株式>
◎日経平均連動型
インデックスファンド 日経平均
※おとなの株ラウンジ調べ 2021年7月14日現在

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3つの日経平均インデックスファンドとも利回りはほぼ同じ。6か月は約5.6%、1年は約31%、3年は約10.8%となりました。
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同じインデックスに連動しているからどれも似たような利回りになるのですね。

◎TOPIX連動型
インデックスファンド TOPIX
※おとなの株ラウンジ調べ 2021年7月14日現在

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TOPIX連動型のインデックスファンドも結果はほぼ同じですね。6か月は約8.8%、1年は27%、3年は約6.2%。

<外国株式>
外国株式のインデックスファンドについては、日本でも人気の高い米S&P500連動型と全世界(オールカントリー)連動型をご紹介します。

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S&P500は米国の代表的な企業500社から構成されるインデックスのことです。
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全世界型の方は「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」というMSCI社が発表しているインデックスをベンチマークとしているそうです。
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そのとおり。MSCIのこの株価指数は世界の先進国・新興国の株式で構成されているのが特徴です。

◎S&P500連動型
インデックスファンド S&P500
※おとなの株ラウンジ調べ 2021年7月14日現在
※注意:上2つのファンドは組成後3年未満のため、3年利回りはデータなし。

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日本株式と比べてとても利回りが高いのですね。1年のリターンが46%…おどろきました。
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米国市場には世界中から投資資金が集まってくる。市場の大きさが東証とは比較にならないほど大きいんだ。日本からiDeCoやつみたてNISAを通して投資されたお金も入っているよ。
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もう1つ。直近1年のリターンが異常に高いのは、米国株はコロナ禍に対応するためにFRBと米政府が異次元の金融緩和(QE)をしたため、株価が急上昇した背景があることを忘れてはいけません。

◎全世界(オールカントリー)連動型
インデックスファンド 全世界
※おとなの株ラウンジ調べ 2021年7月14日現在
※注意:「三菱UFJ国際~」は組成後3年未満のため、3年利回りはデータなし。

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オールカントリーもS&P500に近い利回りなのですね。6か月で21%、1年で45%、3年で14%…すごい。
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実は全世界型インデックスファンドの構成銘柄は60%近くが米国株といわれているのです。なので、S&P500に近いリターンとなります。

★債券

債券については、日本債券と外国債券のインデックスファンドの利回りをご紹介します。

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債券にはどんな特徴があるのでしょうか?
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債券は株式と比べるとリターンは低いものの、価格の安定性が抜群であることが特徴です。

◎日本債券連動型
日本債券
※おとなの株ラウンジ調べ 2021年7月14日現在

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利回りが-0.33%…クロサキさん、日本債券インデックスファンドの利回りがマイナスになっていますよ。
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そうなんだ。これは日銀がマイナス金利を導入したことの影響が出ているためなんだ。マイナス金利が続けば、日本国債の金利は低い状態がつづくことになります。
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はやくマイナス金利が解除される状態になってほしいですね。せっかく投資してもマイナスでは資産が減ってしまいます。

◎外国債券連動型
外国債券
※おとなの株ラウンジ調べ 2021年7月14日現在

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4.22%…日本債券よりも外国債券の方が利回りは良いのですね。プラスの利回りになっていて安心しました!
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そのとおり。主に米国債が組み入れられているインデックスファンドが多いけど、日本よりは金利も高く経済の回復も早い。そのため金利も高めになる場合が多いのが特徴です。

外国債券連動型のインデックスファンドの利回りを考えると、あまりリスクを好まずに安定的に3~4%程度のリターンを得たい投資家向きですね。

★不動産(REIT)

不動産については、J-REITとグローバルREITに連動したインデックスファンドの利回りをご紹介します。

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この2つにはどんな特徴があるのですか?
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ここで紹介するJ-REIT型は「東証REIT指数」、グローバル型は「S&P先進国REIT指数(除く日本)」をベンチマークにしています。

◎J-REIT連動型
J-reit
※おとなの株ラウンジ調べ 2021年7月15日現在

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すごい…どれも10%以上ですね。あれっ?でもJ-REIT型インデックスファンドの3年利回りが1番低くなっていますね。
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良いところに気が付いたね。3年前は不動産価格が上がって利回りが落ちていたけれど、コロナ禍によってビル需要が落ち、利回りが相対的に上昇したのが原因だと考えられます。
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テレワークが増えましたからね。そういう影響がこういうところに出ているのですね!

ほかにも、東証REIT指数が大幅に下落すると、日銀が同指数連動型のETFを購入して買い支えていたこともインデックスファンドの利回りを押し上げる結果につながっています。

◎S&P先進国REIT指数連動型(グローバル)

S&P500
※おとなの株ラウンジ調べ 2021年7月15日現在

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6か月が27%、1年が40%…3年の7.5%とくらべると直近1年間の利回りがとても高いですね。
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そのとおり。こちらにも規制緩和や財政出動などによる大量の投資マネーが入り込んだことが予想されます。
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株式や債券もそうでしたが、不動産も日本より海外のインデックスの方が利回りは高いのですね。とても印象的です。

さくらくんの言う通り、海外アセットの方がインデックスファンドの利回りは高いのが特徴的です。

これは海外市場(主に米国)に流入してくる投資マネーが日本よりも圧倒的に多いことが原因と考えられます。

★コモディティ(商品)

コモディティ(商品)については、金(ゴールド)に特化したものと、コモディティ全体に連動したインデックスファンドの利回りを紹介します。

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コモディティにもベンチマークがあるのですか?
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ある。今回はゴールドだとロンドン市場の「LBMA金価格」。コモディティ全体だとNY市場の「ブルームバーグ商品指数」をベンチマークにしたファンドをご紹介します。

◎コモディティ連動型
インデックスファンド コモディティ
※おとなの株ラウンジ調べ 2021年7月15日現在

ブラックロックはゴールドのみ。
三菱UFJ国際の方はコモディティ全般を投資対象にしています。

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金だけよりも他のコモディティも含めたインデックスファンドの利回りの方が圧倒的に良いですね。
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原油価格が史上初のマイナス、蝗害による農業被害、インフレヘッジとしてのゴールド需要、半導体不足による金属価格の高騰など…さまざまな要因があったからね。

こうした要因がコモディティ連動型インデックスファンドの利回りを押し上げていると考えられます。

逆に、ゴールドはこれまで「有事の金」「インフレへのヘッジ商品」と言われてきましたが、インフレヘッジに対する需要が暗号資産に流れたことで、利回りが低下したと考えられます。

コモディティにはどんな商品が含まれるのか、下記にまとめました。

<ブルームバーグ商品指数に含まれるコモディティ>
◎農業生産物
小麦・トウモロコシ・大豆・大豆油・大豆ミール・コーヒー・綿花・砂糖
◎エネルギー
原油・ディーゼル・天然ガス・ガソリン・軽油
◎貴金属
金・銀
◎工業用金属
アルミニウム・銅・ニッケル・亜鉛
◎家畜
豚赤身肉・生牛

インデックスファンドで20年運用したシミュレーション

インデックスファンドで資産運用する人は、「iDeCo」や「つみたてNISA」による長期運用の人が多いと思います。

そこで人気の米国株指標「S&P500」に20年間積み立て投資したら?

という条件でインデックスファンドの利回りを算出してみたいと思います。

<インデックスファンドの:20年間の運用シミュレーション>
★つみたてNISAをフル利用
★毎月の積立金額3.3万円
★投資対象:S&P500のインデックスファンド
★平均利回り18%(S&P500の3年リターン参照)
★総積立金額792万円(20年間)

上記条件でシミュレーションしてみました。
ちなみに、金融庁のHPから無料で試算ができます。

シミュレーション

出典:金融庁

その結果、792万円が20年後に7619万円になりました。

シミュレーション結果
※出典:金融庁

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この結果にはおどろきました…複利の効果はスゴイですね。
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この結果はあくまでシミュレーションではあります。S&P500が年率平均18%でずっと成長するかは正直なところ神のみぞ知るところです。とはいえ、1つの参考にはなると思います。

インデックス投資に役立つ情報

インデックス投資は長期運用に向いた投資です。

ですので、インデックスファンドで積立投資をする人は自然と10年単位の運用になる人が多くなるかと思います。

長期で資産運用していくのに、孤独な運用はしたくありませんよね。

インデックスファンドやインデックス投資に関する優良な情報を手に入れることも、資産運用を成功させる秘訣といえます。

そこで、下記にインデックス投資に役立つ情報源をご紹介します。

ぜひご参考にしてみてください。

★インデックス投資の成功者たちのおすすめブログ
↓↓↓
インデックス投資ブログで初心者におすすめの8選

★インデックスファンドの情報はコチラ
↓↓↓

情報元:MyINDEX(マイインデックス)

★インデックス投資のシミュレーションはコチラ
↓↓↓

情報元:金融庁(NISA関連ページ)

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