香港大規模デモがコマツなど中国関連株に与える影響は逆にチャンス

香港デモ

香港大規模デモでコマツなど株価下落。これはチャンスと言えるのか?

ここ数か月、連日のように報道されている香港の大規模デモ
直接のきっかけとなったのは香港政府が実施しようとした「逃亡犯条例の改正」です。

これが実施されてしまっては、中国政府に都合の良いように扱われ、香港の民主主義と基本的人権がなくなってしまうことを危惧しての大規模デモとなっていますね。
「第二の天安門事件」というワードがネット上では取沙汰されるなど、心配の種は尽きません。

しかし、おとなの株ラウンジで注目したいのは、やはり株式についてです。

日本株の中には、中国関連銘柄とカテゴライズされている銘柄が存在します。
その代表格が「コマツ」(6301)です。

コマツのチャートを見れば、株価が下落しているのが一目瞭然ですね。
<コマツ(6301)>

コマツチャート

※出典:株探


日本でも香港デモの深刻さが多く報道されるようになった7月以降の株価下落が目立ちます。
コマツは中国関連銘柄ということで、香港デモのみならず、米中貿易戦争の影響を心配した動きも含まれてはいると思います。

果たして、株価下落した中国関連銘柄は“買いのチャンス”と言えるのでしょうか?

その可能性を探っていきます!

コマツだけじゃない。香港デモで株価が下がった銘柄

では、コマツ以外の中国関連銘柄の株価はどうなっているのでしょうか?

2銘柄ほど取り上げてみます。

NC装置で世界トップシェアを誇る「ファナック」(6954)と生活用品大手の「花王」(4452)です。
<ファナック(6954)>

ファナックチャート

※出典:株探


<花王(4452)>
花王チャート

※出典:株探


ファナックと花王、どちらも7月以降は株価が下落していますね。

もちろん、株価下落の要因は中国問題だけがその理由とはいえないと思います。
ただ、多くの人口を抱え、高い経済成長率を享受してきた中国でのビジネスを行ってきた銘柄であることは間違いないでしょう。

香港国際空港は国際ハブ空港でもあり、香港は金融都市でもあります。先日はデモ参加者が空港を占拠したため、航空機の離発着がすべてキャンセルになるという非常事態にまで発展しました。

物流・観光・金融・小売りなど、様々なセクターの企業に影響が出始めており、その影響の深刻さは日に日に増しています。

今回の騒動は、中国本土の社会主義と香港の民主主義というイデオロギーの対決でもあるため、英国統治下時代に民主主義を根付かせてきた香港市民にとっては負けられない戦いとなっていますし、面子を重んじる中国共産党としても一歩も引けないという事態になっています。

事態は長引きそうですし、ファナックと花王の株価もしばらくはさえない動きになる可能性があると予想されます。

香港デモは長引きそうだが、中国関連株に投資のチャンスはあるか?

現在の中国関連株は、米中貿易戦争と香港のデモのダブルパンチ状態と言って良いでしょう。

それに加えて、マーケットの不安要素として消費税の増税、英国ブレグジット、アルゼンチンやイタリア財政問題、ドイツ経済の不振など、いつクラッシュするかもわからない地雷がいくつも埋まっている状態です。

しかしながら、

投資の世界には「ピンチはチャンス」という考え方があります。

いわゆる「逆張り」に近い考え方ですが、会社の財務状態がしっかりとしていて、競争力のある商品・サービスを持っている会社であれば、1~2年業績が低迷したとしても、世の中の景気の回復とともに、業績も株価も回復していくことが多いです。

ただし、これはあくまでも長期投資の考え方です。

すぐに儲けたい。
少しでも損益が赤字になるのは耐えられない、という人には不向きです。

コマツにしても花王にしてもファナックにしても、株価が下がって割安といえる水準までくれば、個人的には買いのチャンスだなと思います。
※あくまで個人の見解です。投資は自己判断・責任でお願いします。

上記3銘柄の場合、ファナックと花王は最低投資資金が高いので、投資資金が潤沢でなければ私の場合はコマツに絞って検討します。

ただ、最近はLINE証券のように1株から投資できる証券会社も出てきていますので、そういう証券会社を活用できるようなら投資の可能性が広がっていきそうですね。

花王は連続増配している企業としても有名で、配当を全額再投資に回して地道に買い増していけば、長期で大きなリターンになる可能性を秘めていそうです。

大切なことは、ご自身でしっかりとしたライフプランと投資戦略を持つことです。

そのためには知識が必要になりますので、これからも有益な情報を当サイトではお伝えしていければと考えています!