対韓半導体輸出規制、JSR株価下落。他の銘柄にも飛び火の可能性

    半導体キャプチャ

    韓国への半導体輸出規制が7/4発動!JSRなど関連銘柄に株価下落の影響

    ついに始まった韓国への経済制裁。
    その第一弾は半導体材料の輸出規制

    G20終了を待ってのタイミングで、安倍首相は元徴用工判決に対して、国際的な約束を守ろうともしない韓国政府の対応に対して業を煮やし、行動に出ました。

    サムスン電子など、韓国経済を支える企業にとって、最も大きなダメージとなる半導体材料に関する輸出のハードルを上げました。

    これは厳密には規制ではなく、これまで韓国に取っていた優遇措置を解除しただけです。(7/3現在)

    それでも、韓国経済界に与えるショックは大きかったようで、サムスン電子の株価は下落しました。

    しかし、その反面、サムスンなどの韓国企業に部品を輸出している日本企業の株価にも影響が出ています。

    その代表格が「JSR」(4185)です。

    JSR株価

    ※引用:ヤフーファイナンス


    JSR株は、7/1に出来高が急増し、株価も一時80円安となりました。
    今は幾分株価を戻していますが、さらに厳しい経済制裁が行われ、長期化すれば株価への影響はさらに大きくなるかもしれませんね。

    はたして、他にも日本政府の韓国への対抗措置によって、株価が下落する銘柄はあるのでしょうか。

    その影響を考えていきたいと思います!

    韓国への半導体規制は始まりにすぎない。株価下落銘柄は他にも出てくる?

    今回、日本政府が発表したのは、たった3品目の半導体材料の輸出への規制強化でした。

    しかも規制強化といっても、輸出を禁止したものではありません。

    これまで輸出手続きを簡略化する優遇措置を受けられる「ホワイト国」に韓国を認定していましたが、除外したというだけの話。

    除外されたことで、同国は4日から個別の出荷ごとに国の許可申請を求める必要が出てきます。

    韓国紙によれば、韓国企業の半導体材料の在庫は約1カ月分。
    サムスン電子やLGエレクトロニクスなどの韓国企業の日本製品への依存度は高く、来月にも生産に影響が出始めるのだそう。

    麻生財務相は、度重なる韓国の日本への暴挙に対して、「関税に限らず、送金の停止、ビザの発給停止とか、対抗措置にはいろんな方法がある」と語っています。
    ⇒参照記事「麻生財務相“報復措置”明言で韓国は戦々恐々」

    韓国側が日本の怒りを真摯に受け止め、態度を変えない限り、麻生大臣が語るような経済制裁が次々と行われる可能性は十分に考えられます。

    そうなれば、影響の出る企業は、国内企業にも出てくることでしょう。

    最近は人材不足により、韓国人を雇用する企業も増えているようなので、ビザの発給停止になったら打撃を受ける企業は増えるかもしれません。

    他にも韓国からの観光客が減る可能性もありますので、観光業界の上場企業の株価にはマイナスの影響が出ることも考えられそうです。

    逆に、サムスンなどの企業が打撃を受けることで、ライバルである日本企業にとっては追い風になる可能性も考えられます。

    半導体輸出規制で株価が下がった銘柄は、投資のチャンスとなりうるか?

    ちなみに、JSR以外にも今回の半導体規制によって株価下落になった日本企業があります。

    「関東電化工業」(4047)
    「ステラ ケミファ」(4109)

    です。

    どちらも半導体製造に必要なフッ化物を製造している会社です。

    <関東電化工業>

    関東電化工業チャート

    ※引用:ヤフーファイナンス


    <ステラ ケミファ>
    ステラケミファ

    ※引用:ヤフーファイナンス


    日本政府による、韓国への対抗措置が発表された直後の営業日。

    どちらの銘柄も株価を大きく落としました。

    その後は、落ち着きを取り戻していますが、やはり長期化すれば業績にも影響が出てくるでしょう。

    では、これらの株は今が買いなのか…

    という素朴な疑問が湧いてきます。

    その答えですが…個人的には、今は様子見をした方が良いかと思います。

    なぜか?

    それは先行きの見通しが現時点でまったく立っていないからです。

    見通しが立たないどころか、これからさらに経済制裁が厳しくなっていく可能性が高いためですね。

    多角化・長期化すれば、制裁によるダメージは大きくなることはほぼ間違いないでしょう。

    他の販路を開拓できれば、その影響は小さくなりますが、すぐに開拓するのは難しいことが予想されます。

    ですので、今すぐにこれらの半導体関連銘柄に買いを入れることは、私個人なら様子見をします。

    もちろん、今買ってはだめということではありません。
    将来的には上昇する可能性もありますので。

    まずは冷静にその影響を見極めていくことが大事だと思います。

    その判断が難しい場合、プロの意見を参考にするのも良いでしょう。

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