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バッタ大量発生で株への影響が注目される農業。注目はスマート農業銘柄
今、世界はコロナとは別の危機に瀕しています。
その危機の正体はバッタの大量発生。
サバクトビバッタというトノサマバッタの仲間が大量発生し、深刻な農業被害をもたらしているのです。
東アフリカで発生した蝗害(こうがい※意味:イナゴやバッタによる食糧被害) によって、数千万人に食糧危機が訪れると一部報道では言われています。
アフリカで発生したバッタの大量発生被害は、すでに中国まで拡大しています。
食糧自給率が低く、中国から農産物を輸入している日本にとっても対岸の火事ではありません。
食糧危機が発生すると、株価にも影響が出ることが予想されます。
そこで注目なのが農業関連株。
なかでもスマート農業銘柄に注目していきたいと思います。
バッタ大量発生で注目の農業関連株への投資の可能性を探っていきましょう。
バッタ大量発生の株への影響と深刻度…
バッタ大量発生の影響と深刻度はいかほどか…
現代ビジネスの記事によれば、今回大量発生しているサバクトビバッタは、きわめて雑食性が高く、米、とうもろこし、大麦、牧草、サトウキビ、綿、野菜、バナナ、雑草まで何でも食べるそう。食べる部位も、葉、茎、花、果実、種子、樹皮と本当に雑食です。
しかも、5日サイクルで50個から100個の産卵をするとのこと。
おそるべし…バッタ。
ネズミ算式という言葉がありますが、それをはるかに上回るペースで個体数が増加していくため、殺虫剤を大量に撒いてもバッタ大量発生の速度に追いつけない状況のようです。
驚異的な速度でアフリカから東へと移動しており、日本まで到達してしまうのではないかと筆者は懸念しています。
日本の周囲は海ですが、外国からの貿易船などに紛れ込んでしまう可能性もゼロではないので不安ですね。とにかく繁殖力がスゴイので。
これほどのバッタ大量発生は四半世紀ぶりらしいのですが、一過性の出来事で終わるとはとても思えません。
長引けば、それだけ農業への被害が深刻になり、経済への影響も大きくなることでしょう。
そうなれば、まず穀物関連の先物価格に影響が出始め、農作物関連の株にも影響が出てくることが予想されます。
すでに一部では影響が出始めているようです。
しかしながら、ピンチはチャンス。
バッタ大量発生によって、ビジネスチャンスが生まれて株価にも追い風が吹きそうな銘柄も存在します。
なかでも、テックとの融合で注目のスマート農業銘柄に注目してみたいと思います。
バッタ大量発生によって注目のスマート農業株とは
スマート農業銘柄は調べてみると結構たくさんありました。
実際に野菜工場で野菜を作っている会社もあれば、野菜工場のシステムを作っている会社もあります。
野菜や果物の種苗を扱う会社も広義ではスマート農業関連株といえそうです。
その中でも、私が注目したのは大氣社(1979)です。
大氣社はベジファクトリー(完全人工光型植物工場)を手掛ける企業です。
ベジファクトリーで生産することによって、天候に左右されたり、虫食いにやられる心配もありません。
農作物における「安全性」「安定供給」「高品質」が保てるため、バッタ大量発生による農作物被害がさらに甚大になった時には、注目を浴びそうです。

※引用:大氣社HP
大氣社の株価も上昇基調にあります。
<大氣社の株価チャート>

※出典:株探
株価チャートを見ると、コロナショックで暴落してからは反発。
レンジ相場を形成しているのがわかります。
そして、本日(5/28)にレンジをブレイクしたように見えます。
レンジ相場の上へのブレイクは株価上昇のサインと一般的にいわれています。
大氣社の株価が今後どうなるのか楽しみですね。
私もしっかりと株価の推移をフォローしていこうと思います。