
下落相場を乗り切る“たった2つ”の必要なこととは?
日米をはじめとした世界の株式市場で株価の下落相場が続いています。
【日経平均】24448円(10/2)→21204円(10/25)
【ダウ平均】26952ドル(10/3)→24533ドル(10/24)
わずか3週間で日経平均株価は3200円の下落、
アメリカのダウ平均も2400ドルの下落となりました。
元々10月は波乱相場、荒れ相場になりやすいといわれていたのですが、まさにその通りとなってしまいました。
これだけの下落相場ですので、投資家の中には大きな損失を出してしまった人、塩漬け株を抱えてしまった人、毎日不安の中で過ごしている人などが後を絶たないことが予想されます。
上記の「損失」「塩漬け」「不安」…
全て私が通ってきた道です。
しかし、私は転んでもただは起きませんでした。
自分なりの投資手法で下落相場を乗り切ることに成功しました。
私が失敗から学んで身に着けた下落相場を乗り切る心構えと実践方法を独占公開していきます!
下落相場を乗り切るためには、脱・パニック症候群!!
株価が急落・暴落すると、ほとんどの人は冷静でいられなくなると思います。
スマホやPCでしきりに株価をチェックしたり…
今している作業や仕事が手につかなくなる人が多いかと思います。
そんな時、ベテラン投資家でもよくやりがちなのがパニック売り・狼狽(ろうばい)売りです。
株価の板情報を見て、数秒単位で株価がどんどん下落している様子を見ているうちにパニックを起こし、精神的にこれ以上の株価下落に耐えられなくなって保有株を売ってしまう。
これがパニック売り・狼狽売りです。
その場の感情や相場の勢いに身を任せてしまうと、実はその後に株価が反発したりするチャンスを失うことにもなりますし、その後の冷静な判断を下すこともできなくなってしまいます。
ですので、まず大切なことは大きな下落相場に直面してもパニックにならないようにすることです。
パニックにならないようにするためには、勘に頼った投資をするのではなく、あらかじめ決めた自分のルール通りに投資することが重要です。
下落相場になってしまってからでは、ルールを決めようにも賢明な判断を元にしたルールは作れないと思います。
ですので、相場が荒れていない時にルールを作っておきましょう。
ルール作りの大切さについては、以前こちらにも書きましたのでご参考までにどうぞ。
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含み損に『我慢』はNG~ロスカットを制する者が投資を制する
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株価急落の対処~あなたの対処法は大丈夫?しくじり先生にはなるな
ピンチはチャンスでもあります。
この場合のピンチは下落相場のことですね。
下落相場は基本的に株式市場全体で株価が下がっていきますので、普段でしたら買えないような銘柄の株価も下がり、買えるチャンスが到来することもあるのです!
ただ、その時に投資資金がない状態ですと、みすみすチャンスを逃してしまうことになります!
それを防ぐための脱・パニック売りです。
私が下落相場を乗り切った方法
下落相場を乗り切るためには、まずパニックにならない心構えが大切なことをお話しました。
心構えができたら次は何をすれば良いのでしょうか。
私が過去に実践して下落相場を乗り切った方法についてお話していきます。
ちなみに、私が過去に乗り切った下落相場は「リーマンショック」と「東日本大震災」です。
この時の日経平均の下げは強烈でした。
1日で1000円下がることもあったほどです。
当然のように株価は全面安状態で、テレビや新聞でも株価暴落ニュースがセンセーショナルに報じられていました。
当時私が保有していた銘柄の株価も震災の影響で急落しました。
下のチャートを見ていただくとわかるかと思います。
当時は確か東証2部に上場していた内外トランスライン(9384)の株価推移です。
2011年3月の震災直後に株価は200円近く急落しています。
しかしながらその後、2年近くの時間はかかりましたが、株価は急上昇を遂げているのがわかります。
震災があったとはいえ、内外トランスラインは業績が非常に良く、毎期増収増益で東証1部への鞍替え期待もありました。(現在は東証1部上場)
ですので、慌ててこの銘柄の株を売ることなく、株価が下がったということはむしろ安い株価で買い増せるチャンスだと思うことにしました。
なぜならこの企業は財務状態が超健全で固定負債もほとんどなかったほどだからです。
こうしたファンダメンタルズ分析をしっかりと行ったうえで投資をしていたので、下がった株価はいずれ回復するという自信がありました。
その一方、原発関連株であった東芝(6502)は、テレビ事業などでも苦戦しているようだったので売る決断をしました。
その東芝株を売ったお金で、内外トランスライン株を少しずつ買い増していったのです。
その結果、震災の2年後には内外トランスラインの株価が大きな上昇を遂げ、資産も増えていきました。
2年という忍耐は必要でしたが、内外トランスライン自体は業績が良かったですし、増配にも積極的で株主にも良くしてくれたと思います。
だからこそ保有し続けることができた面もあります。
しかし、一番大事なことは、パニック相場で下落相場になったとしても乗り切るための方法をしっかりと持つことです。
そのためには「パニックにならない」「ルール通りの売買」「ファンダメンタル分析はしっかり」「資金は有望銘柄の方に集中させる」ということを大切にすることだと思います。
私はこれらのことを実践することによって強力な下落相場を乗り切ることができました!
私の経験があなたにとって、現在の相場下落を乗り切るためのヒントになってくれればと思い、自分の体験をお伝えしました。
株価が下がっている今はチャンスでもあります。
冷静な判断を下せるようにしていきましょう!

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