ファミマ上場廃止へ!伊藤忠TOBで空売り投資家は買い戻し地獄

    ファミリーマートのロゴ

    ファミマ上場廃止へ…伊藤忠TOBで空売り投資家は必死の買い戻しか?

    ファミマが上場廃止…
    まさかのニュースが昨夕流れてきました。

    その衝撃は東証が一時ファミリーマートの取引を停止措置にしたほどです。
    これは会社の発表前にマスコミが情報を流したために取られた措置でした。

    その後、ファミマの親会社である伊藤忠商事(8001)とファミリーマート(8028)が、伊藤忠がファミマを完全子会社化するTOB提案をしたことを認めたため、完全買収が成功すればファミマは上場廃止する公算となりました。

    本日(7/9)、ファミマ株はストップ高気配で値がついていません。

    ファミマ板情報

    ※出典:SBI証券アプリ


    買い注文が成り買い・指値買いともに6000万株以上に対し、売り注文は成行と指値合わせても16万株程度。(11時19分時点)

    伊藤忠がファミマに提案したTOBでは、株式の買取価格は2300円となっています。
    ですので、2300円のTOB価格まではファミマの株価はさやを寄せることになります。

    ファミマの完全子会社化に成功すれば、ファミマは東証から上場廃止になります。

    今回のファミマ買収劇で投資家の間には二つの感情が沸き起こっていることでしょう。
    ファミマ上場廃止への投資家心理を解説していきます。

    ファミマ上場廃止濃厚で昨日買った人は天国、空売った人は地獄の買い戻し

    今回のファミマの完全子会社化は、ファミリーマート自身も賛同しているため敵対的TOBにはならず、すんなり成功する可能性が高いのかなと筆者は見ています。

    先述した通り、TOB価格2300円で成功すればファミマは上場廃止となります。

    現物株のホルダーは最低でも2300円以上にならない限りは基本的には株を売却することはしないでしょう。

    2300円で買い取ってくれると言っているのに、それ以下の株価で売る必要がありませんからね。

    最近ファミマ株を買った投資家はまさに天国。
    逆に、空売りを仕掛けた投資家にとっては地獄となりました。

    直近のファミマのチャートと信用情報を見てみると興味深いことがわかります。
    <ファミリーマートの株価チャート>

    ファミマの株価チャート

    ※出典:ヤフーファイナンス


    チャートを見ると、株価は完全な下落トレンドであったことがわかります。
    このトレンドに乗って、まだ株価が下がり続けるだろうと空売りした投資家もいるでしょうね。

    ファミリーマートの信用情報は以下の通りです。

    ファミマの信用情報

    ※出典:ヤフーファイナンス


    7月3日の時点で、信用売残は343,100株。
    この空売りした人たちは、金融機関から借りた株を買い戻さなければなりません。

    7月8日のファミマの終値は1754円。
    伊藤忠によるTOB価格は2300円。
    仮に8日の終値の価格で空売りを仕掛けた場合、2300円で買い戻しても100株あたり54,600円の大損になります。

    数千株や数万株の空売りをしている人がいたら、損失額はすさまじいことになっていることでしょう。

    追証になっている人もいるかもしれませんね。

    一方、8日終値で買った人は100株あたり54,600円の利益になるのでウハウハですね。

    このようにTOBの発表は買いと売り、どちらのポジションを取っているかで天国と地獄に分かれます。

    ファミマ上場廃止でコンビニ業界の再編が進む?

    ファミマといえば、近年ライバル店を次々と買収してきたことでも知られています。

    am/pm、サークルKサンクス、ココストア、エブリワン…

    同業他社の買収を繰り返して規模を大きくすることで、セブンイレブンやローソンとの競争を繰り広げてきました。

    ファミリーマートの完全子会社化のニュースにより、本日はローソンやミニストップの株価も上昇しています。

    業界再編が進むとの思惑から買われているようです。

    実際にどこかのコンビニがライバルに買収されるのかはわかりません。
    もしそうなれば買収される側の企業の株価は大きく上昇することでしょう。

    コンビニの再編はポイントのブランドの再編にもつながるので、個人的にはその意味では歓迎です。
    しかし、ブランドが統一されることでなくなってしまう人気商品などもあり、残念な一面もあるかなと思います。

    理想は人気商品を残しつつのブランド再編ですね。

    今後コンビニ業界がどうなっていくのか、動向をチェックしていきたいと思います。


    株式ランキング