日本人投資家の失敗談から私たちが学べることって?

日本個人投資家大損

日本の個人投資家の失敗を3例紹介。私たちが学べること

株での資産運用をしているけれど、損を出してしまってから怖くなった。
大切な老後資金を減らしたくないが、株式投資は難しい。

そんな経験や思いをお持ちではありませんか?

不安を解消するには、失敗例から学ぶこと。

ありがたいことに、情報があふれる世の中には、自分の投資での失敗を公開してくれている個人投資家もいます。

大きな失敗例というと、海外の著名投資家のエピソードが多いのが現状です。
ですが、日本株に投資している人が多いと思うので、今回は日本の個人投資家の失敗例にスポットを当てていきたいと思います。

登場する3人の個人投資家を反面教師にして、老後資金2000万円問題なんかこわくない生活を手に入れましょう。

個人投資家たけし氏:ソフトバンクIPOに1.6億円も投資、500万円の大損

以前、当サイトでも紹介した個人投資家たけし氏

2018年12月に新規上場したソフトバンクのIPOに投資し、大損しました。
1億6000万円も投資し、わずか数日で500万円もの資産を減らしました。

億越えの資産をすでに保有している事自体がスゴイですが、そんな凄腕投資家でも大損してしまうことがあるのが株の世界です!

はたして、たけし氏はどこで何を間違ってしまったのでしょうか?

筆者なりの見解をご紹介していきます。

覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、昨年後半はソフトバンクにとっては悪材料が続く状況でした。

IPO直前に大規模な通信障害が発生したり、ペイペイ(PayPay)でクレジットカードの不正利用される件が相次いだりしました。

ソフトバンクのIPO株については、「配当利回り5%、配当性向85%」のうたい文句で各証券会社が営業をかけていました。

しかし、通信障害やクレカの不正利用などが相次げば、投資家に不安心理が渦巻くのは当然の帰結といえるでしょう。

加えて、総務大臣のスマホ・携帯の通信料が高すぎる発言などもありましたので、それも加味すれば、賢明な投資家であれば慎重になっていたことでしょう。

たけし氏の失敗はおそらく、「配当利回り5%、配当性向85%」の言葉に心を揺り動かされすぎたことかと思います。

なにしろ、配当利回りが5%なので、1億6000万円の投資額に対する配当リターンは800万円。そこから約20%の税金を差し引いても、640万円は手元に残る計算になります。

目先の利益の皮算用に心動かされる気持ちは、痛いほどよくわかります。

しかし、資産運用をしていく上では、目先の数字に振り回されないメンタルの強さが必要です。

長期での投資を考えているのであれば、しっかりとした企業分析も必要になります。
株価にはどうしても上げ下げがついてきます。

多少株価が下がっても、動じない心の強さは重要です。
ちなみに、ソフトバンク株は、新規上場で公開価格を下回り、しばらく公開価格を上回らない状態が続いていましたが、売らずに9月くらいまで保有していれば、損切りせずに多額の配当までもらえた結果となっています。

自分のメンタルの許容範囲以上の金額を投資してしまったことも、たけし氏の敗因といえるでしょう。

株JIN.com氏:Twitter&ブログで投資成績を明かす兼業投資家、1000万超含み損

2人目にご紹介するのは、Twitterやブログで自身の投資情報などを公開している株JIN.com氏。
株JIN.com氏のTwitterアカウント

Twitterのプロフィールでは、40代の兼業投資家となっています。
株JIN.com氏が今年の5月の連休明けに公開した株の資産総額を見ると、1000万円超の含み損を抱えているのがわかります。

株JIN.com

※出典:株JIN.com氏Twitterアカウント


株JIN.com氏のTwitterを見ていると、バイアンドホールドする傾向がやや強いのかなという印象を受けました。(あくまで個人的な印象)

ここまで含み損を膨らませてしまったのは、損切りをしないことが大きな原因であることが考えられます。

ご自身の保有株の株価が下がった時など、わりと冷静に分析していることが多いのですが、損切りしたという記述はあまり見受けられません。

含み損を入れると、上の図を見る限り2700万円以上は投資資金があったことがわかります。

それだけの力のある方でも、投資額の3割以上の含み損を抱えてしまうことになり得るわけです。

1000万円の含み損を抱えて暮らすのは、精神的にしんどいので、資産を守るためにも損切りは早めに手を打った方が良いことでしょう。
そのためには、保有株が何%下がったら損切りする、というルールを事前に作っておくことをお勧めします。

日本の芸能人も個人投資家として失敗している

株に投資をしているのは何も一般人だけではありません。
株式投資家として有名な芸能人も数多くいます。

浮き沈みの激しい世界ですので、本業とは別に収入源がほしくて株式投資を始める人も少なくないようです。

堅実に利益を上げている芸能人投資家もいるようですが、中には大きな損失を出してしまった人もいるようですね。

金額的に一番大きな損失を出していたのは、元横綱・貴乃花こと花田光司氏。
現役時代に信用取引に手を出し、ITバブル崩壊の波に飲み込まれて数億円の借金を抱える事態に陥ったようです。

タニマチや断髪式のご祝儀(巨額)などによって、借金は完済したらしいのですが、一時は激やせぶりも報道されていましたし、相当なストレスを抱えていたのではと推測できます。

芸能人が株で失敗するパターンには、信用取引に手を出すか、未公開株詐欺に遭うかというパターンが多いような気がします。

有名人に対して甘い儲け話を持ってくる輩が多いのでしょう。
甘い儲け話にはくれぐれもご注意ください。

ここまで、日本の個人投資家の失敗についてご紹介していきました。

最後にお伝えしたいこととしては、

大切なことは、株に投資するよりもまず自分に投資することです。
自己投資(勉強など)に力を入れた方が、最終的にはリターンは非常に大きくなることでしょう。

そして、自分のキャパシティ(許容範囲)を理解すること。
理解や自分の器を超えるような投資は、もはや投資ではなく投機です。

信用取引は中上級者向けの投資手法ですので、現物取引で経験を積んでからにした方が良いと筆者は思います。