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参院選で自公過半数も株価下落!株価上昇は米利下げ頼り?
(追記:19/7/22)
2019年の参院選は自公連立政権の勝利に終わりました!
改選後の参院での議席数は過半数をキープ。
安倍政権の安定的な運用が現実的となりました。
通常、政権与党が選挙で大勝すれば、政権が安定したことへの安心感から、日経平均は上昇しやすくなります。
しかし、
本日の日経平均株価は下落して始まっています!
ちなみに投票日前の7/19の終値は21,466.99円。
そして、選挙後の7/22の午前11時22分時点での株価は21,403.74円となっています。
前日比63.25円安となっています。
これはなぜか?
その答えは、7/19の米国ダウ平均にありそうです。
この日のダウ平均は、大幅な利下げ観測が後退したことで下げました。
それにより、もし選挙が何もない通常の月曜日であれば、日経平均はもっと下がっていた可能性が考えられます。
つまり、自公が選挙に勝ったことによって、本来ならもっと下がっていた日経平均はある程度下げ止まっている…とみることができそうです。
本日の日経平均は下がってはいるものの、選挙の与党勝利によってダメージが少なく済んでいるというとらえ方ができそうです。
また、現在の株価の上げ下げは米国の動向によるところが大きくなっているのが現状です。
その最たるものが利下げするかどうかです。
ほかにも、イランとの戦いや米中貿易摩擦など、さまざまな問題を抱えている米国。
中でも、ここ最近注目されているのがFRBによる利下げが行われるかどうか、です。
トランプ大統領もFRBに圧力をかけていますし、利下げすればダウ平均が上がるのはほぼ確実といえるでしょう。
そうなれば、日経平均にもプラスの波及効果が生まれる可能性は非常に高いと思われます。
今時点は、投票前から与党の圧勝ムードが漂っていた参院選よりも、米国利下げなどの要素のほうが、株価に与える影響は強そうですね。
一部の報道では7月下旬に利下げがあるのでは、と情報が出ているので、今後も注意深く見守っていきたいと思います!
(追記:了)
参院選“夏の陣”で自公圧勝なら株価上昇?前回2016年同様のシナリオを描けるか?
(元記事:19/5/23)
今年の夏は選挙の夏、参院選の夏!
米中貿易摩擦や10月に消費増税が控える中、国民はどのような審判を安倍政権に下すのか?
参院選の結果は日経平均株価にどのような影響をもたらすのか?
株式投資家として、チェックしないわけにはいかない「参院選」が、株で利益を稼げるチャンスになるのかを考えていきます!
今年は衆参同時選の可能性も?参院選と株価の関係とは
2019年夏の参院選は、もしかしたら衆院選とのダブル選挙になるかもしれない…。
そんな憶測がメディア上で飛び交っています。
どうやらこれは米中貿易摩擦で世界的に株価下落や景気悪化のリスクが高まる中、「消費増税を実行するのはけしからん」と考える人が少なからずいるからというのが理由のようです。
それなら衆議院を解散して国民の信を問おうではないか、と安倍政権が考えるのではないかというのがその根拠のようです。
来年の夏は東京オリンピックで選挙どころではないというのも、理由の1つでしょう。
もし衆参同時選挙になった場合、株価に与える影響は参院選単独よりもさらに大きくなりそうですね。
前回参院選が行われたのが2016年7月。
その時は自公連立政権の圧勝という形で終わり、翌日の日経平均株価は一時500円超の上昇を見せる急騰ぶりでした。
国民の信を得て「アベノミクス」がさらに促進されるという投資家の期待から株価が上昇したものと考えられます。
※参照記事→日本経済新聞電子版
今回も、もし自公圧勝という結果になれば、国政運営が安定的に行われるという安心感から、株価は上昇していく可能性が高いのではないかと個人的には思っています。
ただ、米中貿易摩擦のさらなる激化・長期化、イギリスのブレグジットのさらなる泥沼化やほかの国が発端になるショックが起こる可能性は常に渦巻いているため、楽観ばかりはできないと思います。
ちなみに、投資のテーマには「選挙関連銘柄」というのもありまして、当ブログでも以前に取り上げたので良かったらそちらもチェックしてみてくださいね。
→「選挙で上がる銘柄って?選挙関連銘柄で効率的に利益を上げる方法」
12年前の参院選では自民大敗で第1次安倍内閣は退陣…リベンジ達成ならオリンピックに向けて株高?
安倍首相は選挙に強いと言われていますが、2007年に行われた参院選では大敗し、第1次安倍内閣は退陣に追い込まれた過去があります。
その後、福田首相→麻生首相と1年ごとに総理大臣が交代し、衆院選でも敗北を喫して旧民主党政権が誕生という流れになったのは記憶に新しいところ。
もし参院選で敗北となれば、12年前のことを思い出す市場関係者は多く出るでしょうし、株価にマイナスの大ショックを与えるのは必至です。
しかし、12年前のリベンジ達成ならば、少なくとも来年の東京オリンピックまでは安定的な政権運営がなされ、株価もゆるやかに上昇していくのかなと思います。
おそらく、消費増税のタイミングで一時的に日経平均株価が下がることはあるでしょう。
しかし、景気対策も行いますし、五輪に向けて徐々にオリンピックムードが盛り上がってくれば景気も浮揚する可能性はあります。
来年の日本における「5G」開始も株価上昇の後押しになることでしょう。
余談ですが、「だるま」も選挙関連グッズですね。
だるまを専門に扱う上場企業の名前は聞いたことがありませんが、楽天などで買えるみたいです(笑)
今年の夏は熱い夏になりそうですね!
相場の世界では「夏枯れ」という言葉があるほど、夏場の市場参加者が少なくなってしまうのですが、株式市場がプラスの方に盛り上がってくれることを心から願っています!
今夏の参院選は、「令和」になってから初の国政選挙。
令和という時代の方向性を決める選挙になると思いますので、ぜひ注目していきたいと思います。
選挙に関して何か大きな動きがありましたら、またお伝えしていきますね。