サイバーエージェント17年ぶり下方修正…AbemaTVは儲からない?

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サイバーエージェント17年ぶり下方修正の衝撃…AbemaTVの先行投資に加え、ゲーム不振

サイバーエージェント下方修正発表を受け、年初来安値になるほど投資家の失望売りが続いています…!

その様子がよくわかりますので、まずはこちらをごらんください。

サイバーエージェント株価

※引用:ヤフーファイナンス

サイバーエージェントの株価は、今週4200円近辺で推移していましたが、昨日の1/30に引け後に決算発表があり、本日マドを開けて急落しています。

株価4000円以上の銘柄が前日比-12%以上で急落することは、よほどのことがない限りありません。

それだけ今回の決算内容が投資家(サイバーエージェント株主)にとっては衝撃的だったということでしょう。

では、どんな要因がサイバーエージェントの業績を低迷させたのでしょうか?

その主要因と思われるAbemaTVとゲーム事業にスポットを当て、今後の同社株価の復活のシナリオはあるのかについても迫っていきます!

サイバーエージェント下方修正の誤算…AbemaTVなど、コスト増に売上が追いつかない

サイバーエージェントの藤田晋社長によれば、今回の下方修正の原因は急なコスト増が売り上げの拡大に追いつかなかったとのこと
(参照元:サイバーエージェントIR「質疑応答要約」)

サイバーエージェントは当初の予定では営業利益500億円を見込んでいました。
その500億円の中から200億円をAbemaTVに先行投資する計画だったようです。

しかし、広告宣伝費や人件費の増大や、スマホゲーム「ドラガリアロスト」の売上が思うように伸びなかったことで、営業利益が400億円に縮小し、下方修正を発表するに至りました。

ネットTVというのは、想像以上に先行投資費用が掛かるものなのですね。
日本の場合、メディアというと今でもテレビの影響力が最も大きいので、地上波TV局に勝つようなコンテンツをそろえていくためには、面白い企画と資金が必要ということですね。

個人的にはAbemaTVの「亀田興毅に勝ったら1000万円」という企画が好きでした。
亀田興毅
元世界チャンピオンが素人相手に戦うという企画は、地上波ではなかなかできない企画。
そういう既存のテレビ局ではできない、見られないコンテンツがAbemaTVの魅力と言えるかと思います。

このボクシング企画の賞金1000万円というのも、先行投資費用なのでしょうね。
話題が話題を呼び試合当日の視聴数は1420万回にも達したそうです。

それでも、その視聴数をいかにマネタイズできるか(収益につなげられるか)が、事業としてのAbemaTVの課題であることは明白です。

下方修正を出すまでに先行投資が重くなってしまっていますので、サイバーエージェント株主から懐疑的な目で見られても仕方ありません。

あまり費用をかけず、その分頭を使ってコスパの良い、面白いコンテンツを作り上げていくこと。
地上波でいうと、テレビ東京がそれに近いですかね。

サイバーエージェントが独自色の強いコンテンツを今後も出していけば、視聴者がリピーターとなり、AbemaTVが稼ぎ出す広告収入なども増加していくことでしょう。

それができるようになれば、下方修正どころか上方修正の発表ができるようになるのでは…と個人的には思っています。

下方修正の原因となったスマホゲーム「ドラガリアロスト」のユーザーを増やせるか?

上述したように、サイバーエージェントの営業利益が想定していた500億円よりも100億円も下方修正されたのは、スマホゲーム「ドラガリアロスト」のユーザー数が伸びなかったからでした。

「ドラガリアロスト」は任天堂と開発したゲームで、藤田社長いわく「過去1番のヒット」とのこと。(参照記事はコチラ

だからこそ、サイバーエージェントとしても期待のかかるソフトですし、今後さらに新規ユーザーを獲得していきたいところでしょう。

課金ゲームの場合、ユーザーの新規登録数の増加と、そのユーザーにいかにして長くゲームで遊んでもらうかが課金のカギとなります。

そのためのイベントや効果的な宣伝を仕掛けられるのかに注目しています。

「ドラガリアロスト」のApp Store内での評価は4.5と高く、一度遊んでくれれば、継続ユーザーになってくれる可能性は高そうですね。
ドラガリアロスト
さらに、運営側の任天堂とサイゲームス(サイバーエージェントのグループ企業)で、ユーザーにアイテムのプレゼントを行うなど、ユーザーを囲い込む施策も頻繁に行っているようです。
ドラガリアロストのイベント
下方修正からの株価復活を果たすには、こうしたユーザーを大切にするキャンペーンやイベントはどんどんやっていってほしいですね。

今回のサイバーエージェントの下方修正は17年ぶりということもあり、投資家に与えるショックが大きくて株価も大きく下がっています。

しかしながら、それは一時的なものだと思いますし、落ち着きを取り戻せば下がった株価も買戻しが入る可能性があります。

まずは落ち着いた対応を取るようにすることが、株式投資において利益を出していく秘訣です。

目先の株価に一喜一憂せず、どんと構えて投資するくらいの余裕を持てるようにしていきたいですね。