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新型肺炎(新型コロナウィルス)国内初確認でマスク関連株上昇
中国・武漢で発生したと思われる新型肺炎(新型コロナウィルス)が、流行の兆しを見せています。
2000年代前半に大流行したSARS(サーズ)を彷彿とさせる状況に、過去の鳥インフルエンザなどの流行時の時を連想している投資家も多いようです。
新型肺炎(新型コロナウィルス)は、人から人への感染の可能性が否定できないため、飛沫感染を防ごうと、マスク関連株が上昇しています。
さらに、まだ治療薬が確立されていないため、この新型コロナウィルスに効果がある薬品を保有している医薬品メーカーがわかれば、一気に株価が急騰する可能性も秘めていそうです!
株式投資家として、新型肺炎(新型コロナウィルス)は要チェックといったところでしょう。
チャンスがありそうな銘柄に迫っていきます。
新型肺炎(新型コロナウィルス)によって50%も株価が上昇した川本産業(3604)
株の世界はとにかく情報が命。
そして、スピードが早い。
中国で新型肺炎が確認され、猛威を振るいそうだという情報が流れた瞬間から、株価に期待が織り込まれていきます。
特に、今回の新型肺炎(新型コロナウィルス)の震源地は中国だということで、2003年ごろに大流行したSARSを思い起こした投資家も多かったことでしょう。
あの時は、パンデミックとなり、世界各国やWHOなどの国際機関を巻き込む大騒動になりました。
そんなわけですでに株価が大きく動き出している銘柄があります。
代表例が「川本産業」(3604)です。
川本産業は、ガーゼや脱脂綿などの医家用衛生材料を製造するメーカーとして知られています。
中国ではこれから旧正月の春節を迎えます。
春節の期間、中国の人々は帰省や旅行などで民族大移動をするため、感染拡大を防ぐマスクの需要が拡大するという思惑が働いているようですね。
川本産業の株価チャートを見ると、急上昇しているのが一目瞭然です。

※引用元:株探
2019年末の株価から、50%近く急上昇しているのが見て取れますね。
それだけ関心事が高いということなのでしょう。
この新型肺炎(新型コロナウィルス)、日本でも初確認されたということで、もし国内で観戦が拡大するようなら、さらに川本産業の株価の上昇に拍車がかかる可能性がありそうです。
さらに、マスクの販売をしているドラッグストア株も上昇が期待できそうです。
マツモトキヨシ、サンドラッグ、薬王堂、スギ薬局など、色々あるので注目したいところですね。
今の時期は風邪やインフルエンザ、さらにこれからは花粉症の季節も到来するため、マスクの需要は高まることが予想されます。
新型肺炎(新型コロナウィルス)拡大で、医薬品関連株に見込みは?
マスク関連株(製造・原料)やドラッグストア関連株(販売)に、株価上昇の期待が持てそうなことはお分かり頂けたかと思います。
しかし、マスクを身に着けることは予防策であって、治療方法ではありません。
2020年1月17日現在、まだ新型肺炎(新型コロナウィルス)の治療薬は見つかっていません。

※新型コロナウィルス
すでに存在する医薬品の中に効果的なものが存在するのか、それとも新しく開発されるのを待つことになるのか、現段階ではわかりません。
ただ、もし上場企業の中に、効果的な薬品を持つ企業あるいは治療薬の開発に成功する企業が出てくれば、株価の大幅な上昇が見込めそうですね。
最近の例ですと、インフルエンザ治療薬のゾフルーザを開発した塩野義製薬の株価が大きく上昇した例があります。
<塩野義製薬のチャート>

※引用元:株探
ゾフルーザは従来のインフルエンザ治療薬とは違い、1度服用するだけでOKという薬です。
予防接種を打つ必要もありませんし、インフルエンザ患者は多いため、大きな需要が見込まれて株価に反映されていきました。
また、鳥インフルエンザが流行した時は、除菌製品を扱う「大幸薬品」(4574)の株価が上昇したこともありました。
医薬品メーカーの株価が上昇するかどうかは、被害の拡大状況と効果のある薬品を保有しているかどうかです。
数ある薬品メーカーの中から、コロナウィルスに強い薬を持つ企業や、過去の流行病の時に強かった銘柄はウォッチしておいた方が良いでしょう。
初動に乗り遅れても、医薬品に対する需要が強ければ、十分にチャンスはあると思います。
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