バンドウォーク 株で勝つインジケーターと見極め方

バンドウォーク

バンドウォークとは株、FX、バイナリーオプションのどれにも使えるボリンジャーバンドで勝てる方法だぞ」

この言葉はボリンジャーバンド、バンドウォークを始めとした株式投資をクロサキに教えてくれた人の言葉です。

「バンドウォークは株にも通用するのですか?」

FXやバイナリーオプションをメインのトレーダーから質問を受けたことがあります。

クロサキの結論は「YES」です。

しかし、バンドウォークで株に勝つためには「銘柄選び」「インジケーター選び」「バンドウォークの終了の見極め」など、きちんと理解しなければならないことがあります。

最近ボリンジャーバンドを紹介する記事を書いたことで、さくらくんもバンドウォークに興味が出てきたようです。

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はい。ボリンジャーバンドのバンドウォークで勝つ方法、ぜひ知りたいです!
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ということなので、バンドウォークについて詳しい解説をしていきたいと思います。

  この記事はこんな人におすすめ

★バンドウォークを株トレードに活用したい人
★バンドウォークの順張り・逆張りトレードを知りたい人
★バンドウォークを見極める力つけたい人
★バンドウォークに合うインジケーターを知りたい人

ボリンジャーバンドとバンドウォークとは

(最終更新日:2022/5/30、元記事:2020/10/8)
バンドウォークとは、ボリンジャーバンドの現象の1つです。

バンドウォークがなぜ注目されるのか?

それは株やFX、バイナリーオプションなどの金融商品相場において、非常に強いトレンドが始まるからです。

バンドウォークの始まりのエントリーポイントさえ検知できれば、強いトレンドに乗って大儲けできる可能性が高まるのです。

バンドウォークを理解するためにも、まずはボリンジャーバンドについて解説していきましょう。

バンドウォークが始まるボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドは、米国の投資家ジョン・ボリンジャーが開発しました。

ボリンジャーバンドとは、相場のボラティリティを一定期間の価格データから測定、統計学的な視点から価格の変動幅を予測表示したチャートとなります。

かんたんにいうと、価格の買われすぎか売られすぎかを見極め、トレンドが転換するか、続くのかを見ていくインジケーターです。

ボリンジャーバンドは標準偏差を駆使したインジケーターであり、人間の主観が入りません。

ボリンジャーバンドは順張りにも逆張りにも使えるため、とても人気のあるインジケーターとなっています。

株だけでなくFX、バイナリーオプション、暗号通貨など、様々な金融商品のテクニカル分析に応用できるため、愛好者がとても多いのが特徴です。

ビジュアル的にも見やすく、使いやすいのが特徴で最もポピュラーなインジケーターだといえます。

<ボリンジャーバンド>
バンドウォーク ボリンジャーバンド

※出典:トレーディングビュー

ボリンジャーバンドはローソク足チャートに重ねる形で表示されるのが一般的で+3σ(シグマ)~‐3σ、もしくは+2σ~‐2σのラインを表示して使います。

標準偏差による確率で

ボリンジャーバンドの±1σの範囲内に株価が収まる確率 ⇒ 約68.3%
ボリンジャーバンドの±2σの範囲内に株価が収まる確率 ⇒ 約95.4%
ボリンジャーバンドの±3σの範囲内に株価が収まる確率 ⇒ 約99.7%

となっています。

つまり、ローソク足が

+3σにタッチしたら、そろそろ株価が下落するサイン
-3σにタッチしたら、そろそろ株価が上昇するサイン

とする見方が一般的です。

ボリンジャーバンドにはバンドウォークを含めて4つの代表的な現象があります。

  ボリンジャーバンドの現象

★スクイーズ
ボリンジャーバンドの幅(バンド)が収縮していく現象

★エクスパンション
ボリンジャーバンドの幅が拡大する現象

★バンドウォーク
価格(株の場合:株価)がバンドに沿って推移していく現象

★ヘッドフェイク(だまし)
セオリーとは逆方向に価格が一時的に動く現象

ボリンジャーバンドの現象にはそれぞれ特徴があります。

例えば、スクイーズにはボックス相場になりやすいという特徴があります。

トレーダーはその特徴を活かした戦略を立てて、株やFX、バイナリーオプションのトレードをしていくわけです。

バンドウォークとは

バンドウォークとはボリンジャーバンドの現象の1つと述べました。

ボリンジャーバンドのバンドウォークとは、どんな現象なのか?

クロサキが解説していきます!

すでに述べたように、ボリンジャーバンドは±2σ内にローソク足(株価)が収まる確率が約95.4%にも達します。±3σにいたっては、確率約99.7%。

なので、その知識だけを持って株式投資すると、+2σか+3σに株価がタッチしたら株価は下落するだろうと判断して売買することに。

しかし、残念ながら相場の世界はそんなに甘いものじゃありません。

教科書通りにやって連戦連勝できたら、誰も苦労しません。

ボリンジャーバンドは横ばいトレンドや緩やかなトレンドの時には、±3σの範囲内できれいに株価が上下してくれることが多い。

しかし、急激な株価上昇・下落のトレンドになった場合、セオリーが通じなくなる事案が多々発生します。

その時よく発生するのが、バンドウォークです。

<クロサキのミニ解説>

通常、株価は±3σ(±2σ)のラインにタッチすれば、反転していきます。

しかし…!

そんなセオリーが通じない場合があります!

例えば、業績上方修正などのIRが発表された場合、ローソク足がボリンジャーバンド+3σにタッチしても、そのまま株価が下落することなく、上昇を続けていくことがあります。

下方修正の場合などはその逆で、ボリンジャーバンド‐3σにタッチしても張りついたまま、株価が続落していくパターンが多々あります。

このボリンジャーバンドの±3σ(±2σ)の確率を無視して、急なトレンドが続いていく現象をバンドウォークと言います。

もう少し専門的にいうと、バンドウォークとは価格がバンドに沿って推移していく状態を意味します。

バンドウォークの実例を見てみましょう。

バンドウォーク 三井松島

※出典:トレーディングビュー

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三井松島HDの株価チャートを見ると、たしかにバンドに沿って価格(株価)が推移していますね。

バンドウォークが株の個別銘柄で起きた例

バンドウォークを活用して株(個別銘柄)で勝てるようになるには、たくさんのチャートを見ておくことが重要です。

バンドウォークのパターンを覚えることで、ボリンジャーバンドを見てバンドウォークをすぐに探せるようになります。

スクイーズ(収縮)、エクスパンション(拡大)、バンドウォークの始まりと終了などの見極めもしやすくなりますよ。

ここでは、バンドウォークの個別株銘柄の事例をチャートで紹介します。

バンドウォークの形をたくさん覚えていきましょう。

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反復してバンドウォークの形をたくさん見る練習をすることが、株のボリンジャーバンドで勝てるコツのようですね。

<株価上昇パターン1>
バンドウォーク 出光興産

※出典:トレーディングビュー

<株価上昇パターン2:逆三尊からのバンドウォーク>
バンドウォーク ミクロン精密

※出典:トレーディングビュー

ミクロン精密のチャートは、株価上昇サインであるチャートパターン、逆三尊からのバンドウォークとなっています。

このようにチャートパターン+ボリンジャーバンドの組み合わせで強烈なトレンドを形成していくケースもあります。

※「逆三尊」については、下記記事で詳しく解説しています。
↓↓↓
逆三尊のエントリーポイント、利確をわかりやすく図解

<株価下落パターン>
バンドウォーク イオン

※出典:トレーディングビュー

<株価長期上昇 ⇒ 下落パターン>
バンドウォーク BASE

※出典:トレーディングビュー

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本当にいろいろなバンドウォークのパターンがあるのですね。勉強になります。

バンドウォークの見極め方 ボリバンの5つの特徴

ボリンジャーバンドのバンドウォークを見極めるには、ボリバンの特徴をつかんでおくことが重要です。

まずはボリンジャーバンドの特徴を解説していきます。

  バンドウォークの特徴

★スクイーズ(収縮)後に発生しやすい
★エクスパンション(拡大)と同時に発生する
★強いトレンドになりやすい
★株価の上昇・下落のどちらでも発生する
★スクイーズが始まるとバンドウォーク終了のサイン

バンドウォークはボリバンの収縮後に始まり

バンドウォークはボリンジャーバンドの収縮が終わるタイミングに始まる傾向があります。

再び三井松島HDのチャートを見てみましょう。

バンドウォーク 三井松島

★チェックポイント★
・スクイーズ後にバンドウォークになっている
・エクスパンションと同時にバンドウォークになっている
・強い上昇トレンドになっている
バンドウォークのエントリーポイントはスクイーズ終了時である

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本当にバンドウォークの特徴がピタリと当てはまっていますね。
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そうなのです。次にバンドウォークの終了の見極め方を解説していきます。

バンドウォークはボリバンのエクスパンションと同時に始まり

上の三井松島HDのチャートをごらん頂くとわかりますが、バンドウォークはボリンジャーバンドのエクスパンション(拡大)と同時に始まります。

基本的にボリンジャーバンドは

スクイーズ ⇒ エクスパンション ⇒ スクイーズ ⇒ エクスパンション

というサイクルになる特徴があります。

なので、バンドウォークで順張り勝負する場合には、ボリバンのエクスパンションの始まり地点を見極めることがカギとなります。

バンドウォークの始まりを検知できれば、エントリーポイントがわかるので利益を上げやすくなることでしょう。

バンドウォークは強いトレンドになりやすい

バンドウォークは強いトレンドになる傾向があります。

その特徴を体現しているのがソフトバンクグループのチャートです。

バンドウォーク ソフトバンクグループ

※出典:トレーディングビュー

スクイーズ終了後、エクスパンションが始まると同時に、強い下落トレンドになっているのがわかります。

これは上昇バンドウォークの時も同じです。

スクイーズ終了時に空売りしていれば、大きな利益につなげられたのがわかります。

まさに空売りでのエントリーポイントだったわけです。

上昇バンドウォークと下降バンドウォークのどちらもある

ボリンジャーバンドのバンドウォーク現象は、三井松島HDとソフトバンクグループを見てわかるように上昇バンドウォークと下落バンドウォークのどちらもあります。

大事なのは、エントリー時に「買い」と「売り」のどちらで仕掛けるか。

そして、どちらで仕掛けるかはローソク足と複数のインジケーターを組み合わせることで判断します。

スクイーズが始まるとバンドウォーク終了のサイン

バンドウォークトレードを成功させるには、バンドウォークの終了サインを見極めることがカギとなります。

バンドウォーク終了のアラート、予兆、判断…

こうしたものをしっかりとつかめるように備えておくことが成功へとつながります。

では、バンドウォークの終了をどう見極めれば良いのか。

実は、ボリンジャーバンドのスクイーズが始まるとバンドウォークの終了サインとなっています。

もう少し詳しく解説していきましょう。

バンドウォークの終了の見極め方

スクイーズが始まるとバンドウォーク終了のサインと解説しました。

それをよく現したチャートがあるのでご紹介しましょう。

バンドウォーク 日本ペイント

※出典:トレーディングビュー

★チェックポイント★
・バンドウォークの後、スクイーズになった時点で上昇トレンド終了
・スクイーズ後、再びバンドウォークになっている

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どちらのチェックポイントもバンドウォークの特徴でしたね。
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そのとおり。

つまり、バンドウォークの終了の見極め方はスクイーズを見つけることにありと言えそうです。

ただし、下降バンドウォークの最終局面であるセリングクライマックスでは、スクイーズが発現せず、急激に株価上昇になる場合もあります。

バンドウォークにおすすめのインジケーター

株式投資でバンドウォークトレードを狙う場合、インジケーター選びが重要になります。

一目均衡表とRCIの組み合わせのように、テクニカルトレードには相性の良い組み合わせのインジケーターがあります。

すでにご紹介したバンドウォーク%Bもその1つ。

しかし、他にもバンドウォーク(ボリンジャーバンド)と相性の良いインジケーターはあります。

バンドウォークにおすすめのインジケーターをご紹介していきましょう。

ボリンジャーバンド×MACD×ヒストグラム

まずはボリンジャーバンドとMACD×ヒストグラムを利用したバンドウォークの株トレードです。

  MACDの見方のまとめ

MACDのかんたんな見方をまとめました。

※MACDの基本的な見方
★MACDがシグナルの上は上昇トレンド、下は下降トレンド
★MACDとシグナルが0ラインより上なら上昇、下なら下降

※MACDとシグナルのゴールデンクロス&デッドクロス
★MACDがシグナルを0ラインより下で上抜ける【買いサイン】
★MACDがシグナルを0ラインより上で下抜ける【売りサイン】

※ヒストグラムが0ラインをゴールデンクロス&デッドクロス
★ヒストグラムが0ラインをゴールデンクロス【買いサイン】
★ヒストグラムが0ラインをデッドクロス【売りサイン】

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MACDの詳しい見方や使い方を下記の記事で解説しています。

↓↓↓
MACDの設定値と見方・おすすめの使い方を徹底解説

下のJT(日本たばこ産業)の株価チャートをごらんください。

JT株価チャート

※出典:トレーディングビュー

★★かんたん解説★★

上のJTの株価チャートを見てわかることをまとめました。
・スクイーズ中に株価(ローソク足)が+3σにタッチしている(売りサイン)
・MACDがシグナルを0ラインより上で下抜ける(売りサイン)
・ヒストグラムが0ラインをデッドクロス(売りサイン)

【ボリンジャーバンドとMACDを組み合わせる理由】
MACDをボリンジャーバンドと組み合わせる理由は、売買シグナルを出すタイミングが早すぎないことにあります。

つまり、「だまし」が少なくて済むのです。

売買シグナルを出すタイミングが早すぎると「だまし」が多くなる傾向にあります。

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そうなのですね。MACDはだましが少ない。勉強になりました。
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MACDは遅効性のオシレーター系インジケーターです。なのでスキャルピングなどよりはスイングトレードなどに適しているかと思います。

ボリンジャーバンド×RSI×MACD

ボリンジャーバンド×RSI×MACDを利用したバンドウォークの株トレードです。

  RSIとは?

RSI(相対力指数)のかんたんな解説です。

・RSIはオシレーター系インジケーターの代表格の1つ
・1978年にJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアが開発
・0~100の範囲で推移する
・20~30の位置に下方基準線、70~80の位置に上方基準線が引かれる
・RSIは株価に先行することがある

※RSIの基本的な見方
★30(or20)を下回れば「売られすぎ」と見る
★70(or80)を上回れば「買われすぎ」と見る

※注意点
あまりに強いトレンドが続くと、0か100に張り付いたままになり参考にならない。

RSIの解説をしたところで、下のパナソニックの株価チャートをごらんください。

パナソニック株価チャート

※出典:トレーディングビュー

★★かんたん解説★★
上のパナソニックの株価チャートを見てわかることをまとめました。
・バンドウォークが起こった後、RSIにいち早く「買いサイン」点灯
・RSIに遅れてMACDにも「買いサイン」が点灯

【RSIとMACDを組み合わせる理由】
ボリンジャーバンドにRSIとMACDのインジケーターを組み合わせる理由は、先行性指標のRSIと遅効性指標のMACDの両方を確認することで「だまし」を防ぐことにあります。

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どういうことでしょうか?
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RSIだけならシグナル出現が早くて「だまし」の可能性を疑いますが、MACDで「買いサイン」を追加確認することで情報の確度をアップするのです。
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このボリンジャーバンド×RSI×MACDの組み合わせは、中長期投資向けになります。チャートを見ても中期で株価が上がっていますね。

バンドウォークを使った順張りと逆張りのやり方

ボリンジャーバンドとはトレンド系インジケーターの代表格です。

つまり、相場のトレンドを把握するためのツールであり、順張り投資に向いています。

同時に、ボリンジャーバンドは売買ポイントも教えてくれるので、オシレーター系代わりに利用することもできます。

オシレーター系インジケーターは逆張りに利用するのがセオリーの1つ。

と、いうことは、

ボリンジャーバンドは順張りでも逆張りでも活用できることを意味します。

そこで、バンドウォークを利用した「順張り」「逆張り」について解説していきたいと思います。

バンドウォークで順張りする方法

バンドウォークで順張りする方法のポイントは2つ。

★スクイーズ後のエクスパンションを探す

★押し目買いを徹底

ふたたびBASEのチャートを表示させました。

バンドウォーク BASE2

※出典:トレーディングビュー

★★かんたん解説★★
上のBASEの株価チャートを見てわかることをまとめました。
・スクイーズの後にエクスパンションが生じている
・押し目がたくさんある
・SMA(真ん中のオレンジ線)が上昇トレンドラインとして機能

このことからも、バンドウォークのトレンドが非常に強いものであれば、最初にエクスパンションになった瞬間に「買い」で入れなくても、押し目を拾って利益を稼ぐことができるのがわかります。

いくらバンドウォークが強いトレンドの現象だといっても、少しでも購入単価を下げた方が利益は増えます。

なので、押し目買いを徹底することが順張りの王道といえます。

また、SMAや+1σのバンドなど、上昇トレンドラインとして機能しているラインがあれば、そこまで株価が押したときに押し目買いをするようにしましょう。

※押し目買いを株で成功させるコツの解説記事はコチラ
↓↓↓
「押し目買い」と「戻り売り」を株で成功させるコツ

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バンドウォークの順張り投資は、エクスパンションを見つけることと押し目買いですね。メモしておきます。

バンドウォークで逆張りする方法

最初にお伝えしておきますが、バンドウォーク中の逆張りは順張りよりもリスクが高めのトレードになります。

なぜなら、バンドウォークとはトレンドが強く出る現象であり、逆張りがはずれた場合には損失が大きくなるリスクがあるからです。

とはいえ、逆張りがうまくいけば大きく利益を得られる可能性があるのも事実。

バンドウォーク中の逆張りの方法はいくつもありますが、クロサキがよく使う方法をご紹介します。

基本的な考え方として、バンドウォークでの逆張りにはボリンジャーバンドだけでなく、他のインジケーターやローソク足の形状、チャートパターンなどを組み合わせます。

インジケーターを組み合わせることで、テクニカル分析の確度をアップさせるためです。

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逆張りの場合はインジケーターを組み合わせるのですね。わかりました。

では、実際のチャートを見ながら解説していきましょう。

逆張り

※出典:トレーディングビュー

上図はGMO-GSの株価チャートです。

★上段にはボリンジャーバンド(±2σ&±3σ)
★下段にはボリンジャーバンド%B(BB%B)

を表示させています。

ボリンジャーバンド%Bとは、価格(株価など)がボリンジャーバンドのどの水準に位置しているのかを数値(%)で示した指標です。

ボリンジャーバンド%Bの見方は、1以上なら「買われすぎ」、マイナスなら「売られすぎ」と見ます。

BB%Bの詳しい見方にご興味の方は下記の「ボリンジャーバンドとは?」で解説しています。

★★かんたん解説★★
上のGMO-GSの株価チャートを見てわかることをまとめました。

<左の赤丸の方について>
・バンドウォークの天井で「首吊り線」が出現 & ボリンジャーバンド%Bが買われすぎ。
⇒首吊り線は、上昇トレンドの天井で出るとトレンド転換シグナル。

<右の赤丸の方について>
・株価(ローソク足)が+3σにタッチ & ボリンジャーバンド%Bが買われすぎ。
⇒価格が+3σ内に収まる確率は99.7%。天井の可能性が高い。

・天井圏でローソク足「トンボ(十字線)」が出現。
⇒トンボ(十字線)はトレンド転換シグナル。

テクニカル分析の結果、上段に赤丸を付けた2か所は「新規空売り」のエントリーポイントと考えられる。

2か所ともバンドウォーク中ですが、逆張りで空売りを仕掛けていれば利益を獲得できた可能性が高いことがチャートからわかります。

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なるほど…たしかにそうですね。

ここまでのバンドウォークの逆張り方法をまとめると以下のようになります。

<バンドウォークの逆張り方法のまとめ>
・チャートにボリンジャーバンドとボリンジャーバンド%Bを表示

・バンドウォークで株価が+3σにタッチしていないかをチェック

・BB%Bが買われすぎ水準になっていないかをチェック

・天井圏でローソク足が首吊り線や十字線になっていないかをチェック

※首吊り線の詳しい解説記事
↓↓↓
株で首吊り線が安値圏・高値圏に出た時の投資のやり方

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この逆張り方法はあくまで一例です。他のインジケーターと組み合わせた方法などもあります。コツはオシレーター系と組み合わせることです。

バンドウォークを回避した方がいい場合とは?

バンドウォークは強いトレンドが出るため、うまく波に乗れば大きな利益を上げられるトレード手法です。

しかし、中にはバンドウォークを回避した方が良い場合もあります。

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気になります。どんな時ですか?
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結論から言うと、反転シグナルが示唆されずにまだまだトレンドが続きそうな場合の逆張りです。

バンドウォークの逆張りは順張りよりもリスクが高いと解説しました。

例に出したGMO-GSのように、トレンド反転シグナルが出ているならチャンスはあります。

しかし、シグナルが出ていない場合やあやしい場合は、バンドウォークを回避しましょう。

トレンドが強い分、読みを外すとダメージが大きくなるからです。

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ボリンジャーバンドは順張りにも逆張りにも使えますが、バンドウォークになった場合には、順張りで使う方がリスクは低めです。
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覚えておきます!

バンドウォークの注意点

ボリンジャーバンドのバンドウォークをご紹介しましたが、なんとなくでもお分かりいただけましたか?

クロサキの個人的な感想ですが、ボリンジャーバンドのバンドウォークを狙った投資は、長期的なスタンスよりも、中短期スタンスの投資の方が良いと思います。

バンドウォークは上昇でも下落でも、短期的に勢いが強まっているから起こる現象であり、いつまでも続くものではないからです。

また、急激に株価が上昇(下落)することになるため、反動も大きくなる可能性があります。

なので、バンドウォークの末期に投資してしまうと、あっけなくバンドウォークが終了してしまい、ダメージを受ける場合もあるので注意が必要です。

それを避けるために、インジケーターを組み合わせていくわけです。

株で勝てる確率は高まると思います。

トレーディングビューや各証券口座などで、簡単にボリンジャーバンドを使うことができますので、興味があれば、気になる銘柄のボリンジャーバンドを見てみると掘り出しものがみつかるかもしれません。

あなたに多くのチャンスが訪れることをクロサキは願っています。

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