ソフトバンクの株価を上げたアクティビスト(モノ言う株主)の力とは

アクティビスト(モノ言う株主)

アクティビスト(モノ言う株主)の力とは?

村上ファンドを率いた村上世彰氏に代表されるモノ言う株主、いわゆるアクティビストは時に株価に大きな影響を与えます。

つい最近も、ソフトバンクグループの株式を米アクティビストが買い進めたことが報じられ、下落していたソフトバンクGの株価は大幅上昇しました!

そもそもアクティビスト(モノ言う株主)とは、何なのか?

その影響力とは?

アクティビストが投資している銘柄には、投資した方が良いのか、避けた方が良いのか?

個人投資家が気になるアクティビストに関する疑問に切り込んでいきたいと思います!

アクティビスト(モノ言う株主)の凄味

日本でモノ言う株主が大きく取り上げられたのは2回だと筆者は思います。

1回目は、バブル経済の時期のいわゆる「総会屋」と呼ばれる人たち。
2回目は、2000年代の村上世彰氏率いる村上ファンドがメディアに取り上げられていた時です。

総会屋もアクティビストもモノを言うことには変わりありません。
ただ、全く別の人種と言って良いでしょう。

総会屋はその名の通りで、株主総会の時にモノを言う人たち。
彼らの目的は株主総会の妨害及び不当に会社から金品を受領することでした。

ただ、総会屋は社会問題となり、法改正などによって現在は活動がかなり制限されています。

で、今回取り上げたいのは後者の方ですね。

ヘッジファンドなどの機関投資家の中でも、特に会社側に株主価値を上げるように強く要請してくるアクティビスト(モノ言う株主)です。

彼らアクティビストの凄味は何かと言えば、

あらゆる手段を使って経営陣に揺さぶりをかけて、株主還元をさせようとすることです。
さらに、株主価値を上げさせて株価が上がったら容赦なく売り抜ける強かさを持っていることだと思います。

現在、最強の投資家として恐れられているアクティビストはエリオットと言えるでしょう。
日本のユニゾホールディングスの買収にも参加している機関投資家で、過去にはアルゼンチンが国債のデフォルトを起こした際に海軍の潜水艦さえも差し押さえたといわれています。

その時の投資手法は、破綻国家の債務(国債)を二束三文の価格で買い取り、額面記載の全額及び金利などの支払いを求め、世界中で訴訟を起こすというものです。
実際に裁判に勝ってしまうところが彼らの恐ろしさたる所以だと言えます。
裁判で勝訴すると、債務国のあらゆる資産を差し押さえ、投資金額の数十倍の利益を上げるといいます。

まさに血も涙もないハゲタカといったところでしょうか。

そんなアクティビストに狙われることを上場企業の経営陣は、恐れていることが多いのもうなずけます。

あくまで私見ですが、個人投資家としては大株主になったアクティビストの力量を見たうえで、エリオット級の力を持つ機関投資家だったら買ってみるのも良いかなと思います。
ただ、確実に株価が上昇する保証ははいので、リスク管理だけはしっかりとした方が良いです。

アクティビスト(モノ言う株主)の存在がソフトバンクGの株価を上昇させた?

冒頭でも少し触れましたが、ソフトバンクGの株価が上昇しています。
その背景には、アクティビストが同社株に2500億円以上の投資をし、約3%の株式を保有したことがあります。

報道によれば、アクティビストはソフトバンクGに自社株買いを要請しているとのこと。

自社株買いをすれば、一株純資産は増えますので株主価値が高まります。

ウィーワークやウーバーの問題、さらには足元の新型コロナウイルスの影響で株価が下落していたソフトバンク。

その低迷している株価が割安だと、モノ言う株主は考えたようです。

ソフトバンクは自社株買いをするとは発表していませんが、投資家の間で思惑が広がって株価が急上昇しました。

ソフトバンクGは2019年1月にも自社株買いを発表し、株価が大きく上昇していきました。

その再現がされるのではないかという思惑が働いたことは想像に難くありません。

もし今後、アクティビストがソフトバンクに様々な要請を迫り、その通りの動きになっていくようなら、株価はさらに上昇していく可能性がありそうです。

ただ、現時点では思惑で株価が上昇しているだけなので注意が必要です。

アクティビストが今後どう動いていくのか、注目して動きを追っていきたいと思います。

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